僕が望んだ?
鼓動が音を立て始める。
彼女は柔和な笑みこそ浮かべているけれどどこか人を小ばかにしているような気さえする。
「意味がわからない」
「そのまんま」
彼女はそう言って立ち上がる。
上半身のみならず下半身
…も水着姿だ。思わず背をそむけた。
「見なくていいんですか」
「バカなことを言うな」
背後から近づいてくる気配があった。僕は固く目を閉じる。
「おかしいなぁ。先生が望んだはずなんだけど」
声が遠くなった。僕はおそるおそる振り返った。

「ね、そうでしょ」
教室内に僕たちしかいないことに気が付いた。
#宇咲
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