教科書に書いてあることを黒板へと板書する。
教科書に書いてあることをそのまま声に出す。
僕が思い描いていた教師像は生徒思いの熱血漢で常に生徒を第一に考えていて保護者からの信頼も厚く、いかにも青春ドラマのよ
…うな姿だった。
けれどこの教壇に立っている僕はその教師像とはまるで正反対。
お金のために仕方がなく授業という作業をしているだけ。生徒たちが騒ごうが僕は淡々と作業を続ける。
頭の中では早く帰りたいと願いながら板書を進めているとチョークがポキっと折れ、破片が床へと転がった。
背後にまで転がった破片を拾い、視線を上げた瞬間だった。
僕の目はありえない光景を捉えた。

「う、宇咲さん……」
視線の先には生徒である宇咲が制服姿ではなく水着姿だった。
「なんですか先生?」
彼女はなにか問題でも? といわんばかりに首を傾げた。
「な、なんでそんな姿を」
僕の言葉に彼女はクスリと笑った。
「だって先生が望んだんじゃないですか」
#宇咲
#妄想学園続きを読む