頭にコツンと何かが当たった感触がした。
ぼやける世界。右手のしびれを感じた瞬間もう一度頭に何かが当たった感触がした。
「こら。寝るんじゃない」

ぼやけた世界がクリアになると桃月先生が僕の隣にいた。
「おはよう
…ございます」
「おはようございますじゃないでしょ。まったく。私の授業で寝るなんて大したものね」
丸めた教科書で机の上を叩く桃月先生はなぜか下着姿だった。
「先生なんでそんな恰好してるんスか」
僕の問いかけに桃月先生はハーっと息を吐いた。
ニンニクとアルコールのにおいがかすかにした。
「君が望んだんでしょ」
その言葉に聞き覚えがあったけれどどこでいつ言われたのか覚えがない。
また桃月先生は大きく息を吐いた。
「酒くさっ」
先ほどはかすかにしたアルコールのにおいが今度は強く鼻腔を刺激した。
「飲まなきゃやってらんないのよ」
桃月先生の手には僕の頭を叩いたであろう教科書先はいつの間にか消え、缶ビールに代わっていた。
#桃月なしこ
#妄想学園続きを読む