第一章
03

やっと掃除終わった...
今は...やっべこんな時間じゃん...
早く帰りたいんだよ...

「星野さんごめんね、待たせちゃって」

「ううん、大丈夫だよ」

「...じゃあいこーか」

星野さんはそれに頷く。



やっと全部周り終わったな...
ホント無駄に広いし教室多いし...

「...とまあこんな感じかな」

「広いんだね...この学校」

「あぁ無駄にね。」

「迷っちゃうよね...こんなに教室とか多いと」

少し困った表情を浮かべながら言う。


「そうだね」

てかもう外暗くなってきてるなぁ


「外暗くなってきてるし、家まで送るよ」

さっきまでの早く帰りたいとか言ってた俺はどこへ行ったんだよ。
しかも俺らしからぬ発言...

「えっいいの?」

上目遣いはやめてくれ。
照れる。

「...おう」



星野さんを送るために一緒に歩いてるのはいいんだけど...
俺の通学路まんまじゃねえか。


「てか家どのへんなんだ?」

「そこだよ」

...ちょっと待て。こないだ引越ししてた家じゃねえか?これ。

「えっここなの?」

「うん...なんで?」

「いや…俺の家すぐそこだから」

「そうなの!?近いんだぁ!」

そんなに嬉しそうにします?
可愛いって思ってる俺は今日おかしいな。


「じゃあね星野さん。また明日」

「うん!あっ連絡先交換しない?」

「えっ?」

「...ダメ?」

だから上目遣いをするんじゃない。
目も潤ませるんじゃない。
断れないだろうが...

「...まぁいいけど。」


「ありがと!!後で連絡するね!」

「...おう」


結局交換しちまった...
でもなんだろうな...心の隅でワクワクしてる俺がいる気がする...今日どうしたんだホントに。


■筆者メッセージ
次はお姉ちゃんと少し絡ませる予定です。
ヒロりん ( 2016/02/15(月) 11:33 )