01
「はいはい、皆騒がなーい!入って来にくくなるでしょ〜」
そう笑いながら先生が言う。
「じゃあ入って来て〜」
その声とともに女の子が入って来た。
「星野みなみです。宜しくお願いします」
そう恥ずかしそうに自己紹介をした。
「じゃああの空いてる席ね。」
その声を聞いた瞬間クラスの男子から一斉に睨まれた。まったく…やめてくれ。
「桜井君放課後に学校案内してあげてね」
「えっ俺っすか...まぁ、了解です」
「宜しく〜」
……だから睨まないでくれお前達。
「宜しくね?星野さん」
「うん...よろしく」
「じゃあHR終わりね〜」
その声を聞いた瞬間皆が星野さんの周りに集まって恒例の質問大会。
元気だねぇ。
「お前は行かねえのか?翔吾」
「行く必要ねえだろ」
「あー放課後聞けるからねぇ」
「うるせぇ、ボコるぞ?」
「ごめんって冗談だよ」
ったく……まあ拓はいつもこうだからいいけど。
「おいおいお前は行かねえのかよ〜翔吾」
テメェもかおい
「あ?」
「うわっ出たよヤンキー翔吾」
機嫌が悪いとこうなることがあるからこの"ヤンキー翔吾"っていう呼び方がついた。
まあ時々しか出ないからいつも呼ばれてるわけじゃないけど。
「そーいえば今日部活なくなったとさ」
「あっそーなの?」
「なんか塚原が出張なんだとよ」
「なるほどな。OK。さんきゅーな」
「これでゆっくり出来ますな放課後」
ニヤニヤしながら言うんじゃない。
「ホントにいい加減にしろよ?」
そんな事言ってる俺も笑ってるけどな。