ホントの恋を見つけるまで
1章
4話
七瀬と別れて、家に着いて玄関を開けると、父と飛鳥の笑い声が聞こえてきた。どうやらTVのバラエティーを見て笑ってるみたいだ

太郎「ただいまー」
父母「おかえり」
飛鳥「お兄ちゃんおかえりー」

母「遅かったわね」
太郎「うん。進路のことで遅くなったんだ。」

バッグをおろして椅子に座った。
夕飯を食べて、お風呂に直行した
湯船に浸かり、浴室の天井を見つめながら考えていた。

太郎「好きな人かぁ…」

自分の恋愛の事なんて考えてなかったなぁ〜


今まで、モテなかった訳ではない
告白されたこともある。
でも、付き合うまでいかなかった。

なぜ?

それが分からない。
周りがどんどんカップルになっていく中なんとも思わなかった。
でも、幼なじみの恋愛事情を聞いて心のどっかで羨ましく感じた。


お風呂から上がり自分の部屋に戻り、ベッドに直行した。

仰向けで、天井を見ながらぼーっとしていたところに
いきなり部屋のドアが開いた。

妹の飛鳥だった。

太郎「なんだよ、いきなり」
「てか、ノックとか声くらいかけろよなぁ」

飛鳥「ふーん、1人で変なことしてないか抜き打ちチェックだよ笑」

部屋に入ってきて、笑いながら言うと、ベッドに座ってきた。

太郎が起き上がりながら、へいへいとあしらいながら

太郎「で?何か用?」

飛鳥は太郎の方に体を向き変え
真剣な表情で、言ってきた。

飛鳥「お兄ちゃんにお願いがあります!」

太郎「なんだよ?気持ち悪りぃなぁ」


飛鳥「あたしの、彼氏になって!」






太郎「………はっ!?」

コイツは何言ってんだ?

太郎「お、おま、おまえ何言ってんだ?!おれら兄妹だぞ?!正気かぁ?!」

パニック状態で早口でカミカミになって返す。


飛鳥がハァ?と呆れた顔で見てくる。

飛鳥「お兄ちゃん。何か勘違いしてない?」


太郎「へっ?」

飛鳥「彼氏のフリしてって事!」
「もー!どこの世界に実の兄に告白する妹いんのよ!バカ!」

焦ったー!一瞬パニックになった。

次の瞬間疑問が浮かんだ。
太郎「ん?でも何で?」


困ったように
飛鳥「実は……男子に告白された…」
俯きながら喋る


太郎「えっ?良かったじゃん!」

飛鳥「良くないよー!べつに好きな人じゃないし!全くタイプじゃないもん!」

酷い言われよー

太郎「んで、断り文句で彼氏いるって言っちゃったてわけか」

飛鳥がコクっと頷く。


太郎はため息をつきながら
太郎「正直に言ったらどーよ?」

飛鳥「彼氏いるっていっちゃたし、今度その彼氏を見せてって、そうしたら、諦めるって」


飛鳥が言うには他校の男子に告白されたみたいで、おれと飛鳥が兄妹って事は知らないらしい。


太郎「んで、おれは何すればいいんてすかい?」


飛鳥「えっ?協力してくれるの!?」

太郎「まぁ、妹に頼まれたらねぇ。しょうがないから協力してやるよ!」

飛鳥は、ぱぁっと笑顔になり

飛鳥「ありがとー!お兄ちゃん!
」「大好き!イケメン!優しい!」

太郎「こんな時だけ…調子いいなぁ…」


飛鳥が言うには、学校帰りにいつもいるらしい。その時に一緒に帰って、一芝居してほしいとの事だ。


飛鳥「じゃあ、明日よろしくね!おやすみ!」
と言うと早々と部屋から出ていった。




ため息をつきながら
太郎「寝よ…」


つづく



よっちん ( 2018/01/02(火) 02:33 )