それから毎週のように彩は和哉にテストの順位で勝負を挑んでいく。和哉に真面目にさせようと、代わりに掃除をする等と賭けていくが、負け続け、夏休み直前までに13連敗。

彩「次は･･･」

和哉「あー、俺は夏休みは模試受けねーから」

　彩が夏休み中の模試で勝負を挑もうとするが、彩は肩透かしを喰らう。

彩「何でなん？ウチらのクラスは模試絶対受けんとアカンのに！」

和哉「先生の許可貰ってるから良いんだよ」

　夏休みの模試に和哉がこないと知ると、張り合いが無いと感じる彩。和哉に負けたまま夏休みを過ごす、負けず嫌いの彩は、それが相当悔しいみたいだった。

　夏休みになると、本当に和哉は学校に姿を見せない。最初はさほど気にしないようにしていた彩も

彩「絶対、勝ち逃げさせんからな」

　和哉が模試に姿を見せないことに苛つきだす。

彩「なぁ、奈々ちゃん、岡田君って何してん？」

　奈々を呼び出し、夏休み中の和哉が何をしているか聞き出そうとする、玲奈と一緒に。

奈々「私も全然･･･毎日朝早く家を出て、夜10時くらいに帰ってきてます」

彩「もしかして彼女とデートでもしてるんやない？」

　和哉がデートしているかも、という彩の言葉に玲奈は少し拗ねる。

玲奈「会長が何してるか調べよ！悪い女に騙されてるかもしれないし」

　彩の余計な一言で、玲奈が燃え、翌日から和哉の尾行をすることに。