鶴木、参戦
鶴木「・・・」
夜勤明けで、部屋で休んでいる。
だが・・・
鶴木「はぁ〜。」
外に出ようと思っても、そんな気分じゃない。
最近は、怒られてばかりだ。
自分の行動が悪いから、そうなる。
と、言い聞かせているが・・・
鶴木「ん〜。」
まぁ、無理だな。
鶴木「何か買いに行こ。」
コンビニに行こう。
酒でも飲むか。
ガチャッ!
鶴木「はぁ〜。」
「あ、鶴木さんや。」
鶴木「ん?あ、掛橋か。」
掛橋沙耶香。
岡山県の子で、柚菜ちゃんの方が、歳上に見えてしまうくらいに小さくて可愛らしい。
掛橋「なんか、元気ないけんよ?」
鶴木「ん〜、まぁ、色々あるや。」
掛橋「大丈夫?」
鶴木「大丈夫、大丈夫。色々やってるからな。そんじゃ、またな。」
掛橋「あ、ちょっと・・・」
強かってみたが、あんまり調子は良くない。
鶴木「はぁ〜。」
〜〜〜〜
飯食って、酒飲んでほろ酔い気分でテレビを見ている。
撮り溜めたドラマを見て、ゴロゴロしている。
鶴木「・・・」
それでも気分は晴れない。
明日からの仕事どうっすか〜。
ピコン!
鶴木「ん?」
さくら[次の土日休みだよね?]
鶴木[そうだな。土曜日は明けで、日曜は完全に休みやで。]
さくら[じゃ、私が帰ったら受け取ってほしいものがあるの。]
鶴木[何?]
さくら[ライブのチケット。]
鶴木「・・・ふぇ?」
鶴木[なぜ?]
さくら[見に来てほしいの。上の人と話して取ってもらったから、いいよね?]
鶴木「・・・」
鶴木[行きます。]
鶴木、ライブに参戦します。