笑顔が絶えない警察官































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第6章 遠藤さくらの受難
鶴木、参戦
鶴木「・・・」
夜勤明けで、部屋で休んでいる。
だが・・・
鶴木「はぁ〜。」
外に出ようと思っても、そんな気分じゃない。
最近は、怒られてばかりだ。
自分の行動が悪いから、そうなる。
と、言い聞かせているが・・・
鶴木「ん〜。」
まぁ、無理だな。
鶴木「何か買いに行こ。」
コンビニに行こう。
酒でも飲むか。
ガチャッ!
鶴木「はぁ〜。」
「あ、鶴木さんや。」
鶴木「ん?あ、掛橋か。」
掛橋沙耶香。
岡山県の子で、柚菜ちゃんの方が、歳上に見えてしまうくらいに小さくて可愛らしい。
掛橋「なんか、元気ないけんよ?」
鶴木「ん〜、まぁ、色々あるや。」
掛橋「大丈夫?」
鶴木「大丈夫、大丈夫。色々やってるからな。そんじゃ、またな。」
掛橋「あ、ちょっと・・・」
強かってみたが、あんまり調子は良くない。
鶴木「はぁ〜。」
〜〜〜〜
飯食って、酒飲んでほろ酔い気分でテレビを見ている。
撮り溜めたドラマを見て、ゴロゴロしている。
鶴木「・・・」
それでも気分は晴れない。
明日からの仕事どうっすか〜。
ピコン!
鶴木「ん?」
さくら[次の土日休みだよね?]
鶴木[そうだな。土曜日は明けで、日曜は完全に休みやで。]
さくら[じゃ、私が帰ったら受け取ってほしいものがあるの。]
鶴木[何?]
さくら[ライブのチケット。]
鶴木「・・・ふぇ?」
鶴木[なぜ?]
さくら[見に来てほしいの。上の人と話して取ってもらったから、いいよね?]
鶴木「・・・」
鶴木[行きます。]
鶴木、ライブに参戦します。

満腹定食 ( 2022/06/04(土) 17:54 )