笑顔が絶えない警察官































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第5章 新生活と酒臭い街
お姉さんと一緒!
鶴木「ん〜、いい天気。」
洗濯物を干して、布団を干している。
鶴木「あぁ〜、昨日あれがなければよかったんだけどな〜。」
ーーーー
ピンポーン!!
鶴木「ん、ん?」
夜勤を終えて、寝ていたら・・・
ドンドンドン!!!
鶴木「な、なんだよ・・・」
眠い目を擦って、扉を開けに行く。
鶴木「はい?」
早川・金川「こんにちわ〜!!」
鶴木「さいなら。」
ガシッ!
金川「入れてよ!!」
早川「なんでなん!!」
鶴木「うるせぇ、眠いんだよ。」
金川「いいじゃん!私たちも休みなんだから!!」
早川「そうやで!!早く!!」
鶴木「い、嫌だ!!」
「あれ?やんちゃんに、せいら?」
金川「あ!かっきー!手伝って!!」
鶴木「やめろ!!」
ーーーー
と言った具合に、部屋を荒らされた。
鶴木「あぁ〜、どっか行こうか。」
少し出かけよう。
鶴木「よし、行くか。」
色々用意して、部屋を出る。
〜〜〜〜
鶴木「さぁ〜、どこに行こうかな。」
エントランスを出て、駅に向かう。
鶴木「ん〜、コーヒーでも飲もうかな。それともクリームソーダかな。」
「え、えぇ〜、男の人?」
鶴木「ん?」
振り向くと肌が透明すぎる女性がいた。
鶴木「あ、えぇ〜と、白石さんだ。」
白石「ご名答〜。」
鶴木「えぇ〜!めっちゃ綺麗!!」
白石「どこに行くの?」
鶴木「え、えぇ〜と、あてのない旅です。」
白石「そうなんだ〜。あ、じゃ〜。」
鶴木「ん?」
白石「付き合ってくれる?」
鶴木「・・・ふぇ?」
〜〜〜〜
鶴木「お、おぉ〜・・・」
初めて麻布に来た。
全部高いものに見えてきた。
白石「ほら、こっちだよ。」
鶴木「は、はい!」
白石さんは、行き先が決まっているのかすらすらと歩いている。
歩いてても絵になる人だ。
白石「ん?どうしたの?」
鶴木「い、いえ!!」
白石「そう、ほら、着いたよ。」
鶴木「え?」
ただの雑居ビルに着いた。
鶴木「え、み、店は?」
白石「こっちこっち!」
階段を降りていく。
ガチャッ!
鶴木「お、おぉ〜。木のカウンターがある店があった。
鶴木「お、おぉ・・・」
白石「予約してた白石です。急遽、1人連れて来ちゃったんですけど・・・」
「大丈夫ですよ。白石さんには、いつもお世話になってますから。」
白石「すいません。ありがとうございます。じゃ、座ろうか。」
鶴木「は、はい!」
ソワソワしている。
何が出てくるかわからんし、何系の店なのかもわからん。
カウンターがあるから、寿司かな?
「はい、どうぞ。」
鶴木「え、えぇ?」
土鍋が出てきた。
大将が蓋を開けると・・・
鶴木「お、わぁ、ぁ〜。」
そこには、ツヤツヤの米が入っていた。
鶴木「いい匂い。」
白石「いただきます。」
白石さんは、器によそって、食べていた。
鶴木「え、あ!い、いただきます!」
俺も急いで、飯を注ぐ。
一口入れて・・・
鶴木「う、うまい・・・」
器にあった米を掻きこむ。
鶴木「うんまっ!!」
白石「ふふふっ、男の子ね〜。大将、おかずとご飯も出してください。」
「はい、こんなにいい男の子は、久々に見ましたよ。」
鶴木「え、え?」
〜〜〜〜
鶴木「ご、ご馳走様です!!」
腰を90°に折って、白石さんに礼をする。
値段を聞いて、白石さんに出してもらった。
頭が上がらない。
白石「いいの、いいの。誰かとご飯食べたかったし。じゃ、帰ろうか。」
鶴木「は、はい!」
ーーーー
次の日
鶴木「ふん、ふふん、ふん。」
さくら「鶴木さん、何かあったの?」
鶴木「ん?白石さんとご飯食べた。」
さくら「ふ〜ん・・・え?!」
鶴木「ん?」

満腹定食 ( 2022/05/28(土) 13:40 )