笑顔が絶えない警察官































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第4章 信じたものは折れない
現場パニック
パトカーに乗って、乃木坂46がいる現場に向かっている。
鶴木「・・・」
村井「・・・」
村井さんの因縁の相手と傷つけたくない人達がいる。
それを狙っているのは許せない。
パトカー内の空気は、ピリついている。
2人だけでは、できないことは多いがやるしかない。
刑事ニ課に連絡したが、取り合ってもらえなかった。
それに・・・
「ただの悪戯電話だろ。」
と言われた。
それもあって、余計にピリついている。
村井「鶴木。」
鶴木「はい。」
村井「やるぞ。」
鶴木「はい。」
〜〜〜〜
鶴木「ここって、自分達の管轄だったんですね。」
村井「そうだな。ギリギリだけどな。」
予告のあった会場に着いた。
周りを見て、不審に置いてあるバックや停まっている車を確認する。
鶴木「2人だけですけど、どうしますか?」
村井「すぐに、本部に連絡できるようにしておけ。そうじゃないと間に合わないし、大人数で来る想定だろ。」
鶴木「はい。だけど、ここで守れるかどうかですよ。」
パトカーを搬入口付近に停めてあるが、一台では無理があるし、携帯している拳銃や警棒で太刀打ちできるとも思っていない。
鶴木「それで、どうします?関係者スタッフに聞いて、車を調べますか?」
村井「時間がかかるから、パトロール終了30分前まで待機だ。」
〇〇〇〇は、勤務している交番から40分くらいだった。
信号の関係もあるから、帰る時間はこれくらいが妥当だと思う。
ガチャッ!
鶴木・村井「ん?」
紫のゼッケンをつけた女性がぞろぞろと出てきた。
村井「休憩か?」
鶴木「でも、外に来るって・・・あ。」
走って俺のところに来るやつが・・・
金川「ど〜ん!」
早川「おっひさ〜!!」
鶴木「ぐぇ!!」
そのまま飛びつかれた。
金川「かっきーとさくちゃんだけ、ずるいから今のうちにしておく!!」
早川「せやで!ほんまにずるいわ!」
鶴木「離れろ!!今、職務中じゃ!!」
2人を離す。
村井「すまないが、外に出てきた理由は?」
早川「え?スタッフさんが、全員休憩は、外で取ってねって・・・」
「鶴木さ〜ん!!」
賀喜やさくら達が来る。
すると、エンジン音が聞こえた。
村井「っ!!おい!扉まで走れ!!」
金川「え、え?!」
鶴木「早く!!」
俺と村井さんは、走りながら警棒を出して構える。
ぞろぞろと柄の悪い男達が出てきた。
手には、鉄パイプやバットを持っている。
村井「至急、本部!至急、本部!!」
村井さんは、本部に無線を入れる。
鶴木「早く!!中に入れ!!」
賀喜「あ、開かない!!!!」
ドアノブをガチャガチャしているが、開かない。
「え、なんで?!」
「ど、どうするの?!」
鶴木「くっそ!」
村井「応援が来るまで、20分だ!」
鶴木「どうしますか?」
村井「分かっているだろ。」
俺と村井さんは、男達の方を見る。
村井「やるぞ。鶴木。」
鶴木「はい!」
俺と村井さんは、対抗すると決めた。

満腹定食 ( 2022/05/14(土) 09:34 )