笑顔が絶えない警察官































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第29章 もう止まらない
出世とか名誉なんかいらない
鶴木「・・・」
「鶴木巡査、黙っていないで何か言ったらどうだ?」
鶴木「・・・」
俺は、監察官の取調べを受けている。
「君は、名誉なことをしたかもしれないが、警察組織としていけないことをしたのはわかっているのか?」
鶴木「はい。」
「だったら、弁解の言葉は?」
鶴木「ないです。死ぬつもりで、行きました。」
「はぁ〜、君の考えはとても低脳だな。」
鶴木「・・・」
「ちなみに、警察を辞めることを考えているのかい?」
鶴木「いいえ。」
「あのね?君の行動で警察の信用を失うんだよ?それをわかっているのか?」
鶴木「・・・」
「はぁ〜、もう一度考え直し・・・」
鶴木「そんなこと考えていません。」
「おい、お前・・・」
鶴木「そんな脅しなんてきかねぇーよ。」
「喧嘩売っているのか?」
鶴木「あんただろ?」
バチバチにしている。
「一生飼い殺しにしてやる。」
鶴木「どうぞ。あんたみたいな出世主義じゃないんで。」
ーーーー
次の日
杉下「どんな結果になる予定ですか?」
鶴木「わかりません。けど、飼い殺しにするって言われました。」
亀山「おいおい、それってずっとここじゃねーのか?」
鶴木「それは、それでありがたいですけどね。」
亀山「言うようになったじゃねーか。」
亀山さんにヘッドロックされる。
鶴木「や、やめてくださいよ〜!」
杉下「とにかく、鶴木君。」
鶴木「はい?」
杉下「どうなるかは、考えといてくださいね。」
鶴木「は、はい・・・」
声の質が変わった。
ちょっと怖い。
Prrr
鶴木「?はい、特命係、鶴木で・・・」
『鶴木巡査ですね。私、監察官の〇〇と申します。』
鶴木「は、はぁ・・・もしかして?」
『はい、処分が決まりました。明日、言いますので監察室に来てください。』
鶴木「わかりました。」
次は、どうなるんだろうな

■筆者メッセージ
次に行きます。
5月上旬に、体調を崩したのでなかなか進めることができませんでした(汗)
6月中になると思いますが、それまでお付き合いください。
満腹定食 ( 2023/05/25(木) 20:31 )