笑顔が絶えない警察官































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第29章 もう止まらない
終焉(おわり)
鶴木「はぁ、はぁ、はぁ。こ、小坂・・・さん・・・」
小坂「つ、鶴木さん・・・」
手を伸ばす。
「動くな!この女がどうなっでいいのか?!」
鶴木「・・・っ!」
「や、やめて!」
この声は・・・
宮田「離して!!」
鶴木「み、宮田さん・・・」
宮田「鶴木さん!」
ジャキッ!
「この女も同様だ!動くなよ!!」
鶴木「はぁ、はぁ、はぁ。」
やばい、もう限界が来てる。
鶴木「くっ。」
ジャパン!
宮田「鶴木さん!」
鶴木「う、うぅ・・・」
やばい、このまま・・・
「ふ、虫の息だな。だったら、終わらせるか。」
小坂「や、やめて!!」
宮田「撃たないで!!」
「死ね。」
引き金に指がかかる。
鶴木「く・・・」
ビュン!ガタン!
「いた!!」
「な、なんだ!!」
助けが来た?
「鶴木!!」
「鶴木君!!」
その声は・・・
鶴木「か、亀山さん、杉下さん・・・」
「おい!そいつらを捕えろ!!!」
刑事や機動隊が一斉に入ってきた。
鶴木「た、助かった・・・」
バシャン、ブクブク・・・
ーーーー
鶴木「ん、ん・・・」
真っ白な天井、繋がれた点滴・・・
鶴木「病院か・・・」
杉下「その通りです。」
鶴木「杉下さん・・・」
杉下「またやりましたね。」
鶴木「はい・・・」
杉下「死ぬつもりでしたか?」
鶴木「・・・」
顔を背ける。
杉下「本当に君は、バカですね。褒めたものじゃありませんが、君もおかげで事件が解決しました。」
鶴木「そうですか。」
杉下「はい。」
淡々と会話が進んでいく。
終わったんだと・・・
杉下「それと。」
鶴木「ん?」
杉下「退院すれば、監察官が呼んでいますので、それだけは頭に入れておいてください。」
鶴木「・・・はい。」
たぶん、終わった。

満腹定食 ( 2023/05/21(日) 17:09 )