笑顔が絶えない警察官































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第29章 もう止まらない
リベンジ
ゴツン!ガタン!バチン!
鶴木「くっ!」
巌雄「っ!」
鶴木「はぁ、はぁ、はぁ。」
巌雄「いいね、拳が重いじゃねぇーか。」
顔面や横腹に拳を入れられている。
口の中は血だらけ、たぶん肋が2本やっていると思う。
だが、前みたいにやられるわけにいかない。
鶴木「ふぅ〜。」
巌雄「・・・」
鶴木「っ!」
巌雄「おっと?!」
ブン!ブン!ガシッ!
鶴木「ぃっ!」
巌雄「いいね〜、まだまだ出来そうだな!」
ブン!
鶴木「ん!!」
ゲシッ!
鶴木「いっ!!」
蹴りが入った。
重たい。
少しふらついてしまう。
巌雄「もらった!!」
鶴木「くっ!」
拳がからと思い、後ろに飛んで避けようとするが・・・
巌雄「甘い!!」
前蹴りが来る。
ドン!
鶴木「がはっ!」
バシャン!!ゴツン!
池に飛ばされた。
ちょっと深いし、頭を打った。
鶴木「ゴホッ!ゴホッ!」
やばい、意識が・・・
巌雄「ふ、ここまでだな。」
足元が・・・
あいつが近づいているのがわかるが、力が入らん・・・
ここまでか・・・
小坂『鶴木さん。』
鶴木「っ!」
歯を食いしばれ!俺!ここでやられたら、2人はどうなる!!
鶴木「っ!!!」
足に力を込めて踏み込む。
ジャパ!!
巌雄「何?!」
鶴木「ぬっ!!!」
ゴツン!ゴツン!
巌雄「ゴホッ!ゴホッ!」
鶴木「っ!!!」
ガン!!!
巌雄「がっ!!!」
横腹に2発。
最後にアッパーを入れた。
舌を噛んだのか、泡を吹いてる。
バシャン!!
鶴木「はぁ、はぁ、はぁ。」
頭いてぇ。
鶴木「い、今行くぞ。小坂さん、宮田さん。」
「おい!止まれ!!」
鶴木「あ?」
男と女がいる。
人質だ。
鶴木「・・・あ。」
ガチャ!
小坂「つ、鶴木さん・・・」
鶴木「こ、小坂さん。」
満身創痍なのに、この展開はないだろ。

満腹定食 ( 2023/05/20(土) 22:16 )