笑顔が絶えない警察官































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第23章 付き合い方
自分の感覚
鶴木「あぁ〜、わからん。」
俺はソファーに寝転びながら嘆いている。
本当にわからん。
小中高までは、ただのクラスメイト、友達として接してきたが、今は違う。
普通の関係?や身体の関係があるから、どう距離を取っていいのかわからない。
鶴木「はぁ〜、どうするか。」
と、言ってもまだいいやり方がわからん。
Prrr
鶴木「ん?」
[小坂菜緒]
鶴木「はい?もしもし?どうした?」
小坂『明日お時間いいですか?』
鶴木「全然あるけど?」
小坂『すいません、実は・・・』
鶴木「ん?」
ーーーー
次の日
パシャ!パシャッ!
鶴木「・・・」
「菜緒ちゃん、今いい感じだよ。あと、もう少し・・・そうそう!行くよ〜!」
パシャ!パシャ!
小坂さんが専属している雑誌モデルの写真写真撮影を見に来ている。
正直、乗り気じゃなかったが・・・
杉下『面白そうじゃないですか。行ってきなさい。』
亀山『週明けの仕事で、感想を言えるようにしとけよ!』
と2人から言われたので、見学をしている。
「少し休憩を入れまーす。15分後くらいで。」
小坂さんは、すぐに俺の方に近寄ってくる。
小坂「どうでしたか?」
鶴木「違う小坂さんが見れて、おもろいな。」
小坂「これも私の一部です〜。」
プク〜とほっぺたを膨らませる。
鶴木「可愛さ半減。」
俺は軽く触る。
小坂「うぅ〜。」
鶴木「心から笑えば誰だって可愛いんだよ。ほら、ニコニコしとけ。」
小坂「は〜い。」
鶴木「なんか飲めよ。そろそろ時間だぞ。」
小坂「あ、ほんまや。じゃ、行ってきます。」
鶴木「いってら。」
小坂さんは水を飲み、さっきの位置に戻る。
鶴木「・・・」
あれ?待てよ・・・
鶴木「これでもいいのか?」
〜〜〜〜
小坂「今日は、ありがとうございました。」
鶴木「いやいや、なかなか見れない部分だったから、俺も勉強になったわ。ありがとう。」
撮影が終わり、2人で帰っている。
小坂さんの最寄り駅まで見送り、そのまま俺の最寄り駅帰るつもりだ。
小坂「あの。」
鶴木「ん?」
小坂「いつもの鶴木さんですね。」
鶴木「・・・へぇ?」
小坂「みんな、鶴木さんが変わったって言ってましたけど、私にはいつも通りの鶴木さんに見えましたよ。」
鶴木「い、いや〜、みんなから言われてちょっと気にしているから、言わないでくれよ〜。」
俺は、頭を掻きながら言う。
正直、俺も頭を悩ませているからな。
小坂「それで、鶴木さん・・・」
鶴木「ん?」
小坂「私のことも、触ってくれていいですよ。」
鶴木「・・・考えておく。」
小坂「わかりました。」
鶴木「・・・」
ん?ちょっと、わからないぞ。
小坂さんが言ったことに動揺している。
肝が据えてて怖いわ。

満腹定食 ( 2023/03/04(土) 18:20 )