笑顔が絶えない警察官































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第2章 生活の差
ちゃんとした東京観光
鶴木「・・・」
集合場所につき、ソワソワしている。
女性と出掛けるのは、落ち着かん。
俺の服装は、黒のTシャツを着て、ジーパンを履いている。
少し暑いからこの服装だ。
鶴木「はぁ〜、嫌だわ。」
落ち着かん俺も嫌だし、緊張している俺も嫌だ。
「つ、鶴木君?」
鶴木「はい、そうで・・・あ。」
遠藤「どうも。」
可愛らしいワンピースを来て、小さめのバックを持っていた。
鶴木「かわいい。」
素で出たわ。
遠藤「あ、ありがとうございます・・・」
遠藤は、恥ずかしがる。
鶴木「そ、それじゃ行こうか。」
遠藤「う、うん。」
俺と遠藤は、目的地に向かう。
「・・・」
「・・・」
「・・・」
3人つけて来ているのは、2人は知らない。
〜〜〜〜
鶴木「うわ〜、初めて登ったわ。」
遠藤「私も。」
初めに来たのは、東京スカイツリー。
東京タワーは登ったことがあるけど、スカイツリーは全くなかった。
それにそんな余裕はなかった。
遠藤「警察官って、大変ですか?」
鶴木「大変やで。まずは、学校に入って色々勉強して、そのあと実務研修をしてって感じて、めっちゃしんどいねん。」
遠藤「そうなんだ。警察官って固いイメージがあるんだけど・・・」
鶴木「そんなことはないで。ちゃらけた奴もいたし、勉強ができない奴もいたで。」
遠藤「へぇ〜、そうなんだ。」
鶴木「遠藤は・・・」
遠藤「さくらって、呼んでくれませんか?」
鶴木「え、え?」
遠藤「遠藤じゃなくて、さくらって呼んでほしいな・・・」
少し顔を赤くなる。
鶴木「はぁ〜、さくらは、なんでアイドルになったんだ?」
さくら「ん〜、私、引っ込み思案な所があって、それを変えたくて乃木坂に入ったの。」
鶴木「なんか、それを変えるのにアイドルになって、ちょっと変わっているな。」
さくら「そ、そう?でも、入ってよかったよ。じゃ、鶴木君は警察官になった理由はあるの?」
鶴木「ある。」
さくら「それは、どういう理由なの?」
鶴木「ん〜、あ、移動しようや。間に合わないで。」
さくら「あ、本当だ。行こう。」
「なんか、いい感じやな。」
「それよりあれって友達なの?」
「なんか違うと思うな〜。」
〜〜〜〜
鶴木「うわ〜、隠れた名店って感じだな。」
さくら「いい雰囲気ですね。」
押上の珈琲屋通りに来ている。
コーヒーの淹れている匂いが、漂っている。
鶴木「いい匂いだな。」
さくら「どこに入る?」
鶴木「ん〜、あそこにするか。」
最近できた店なのか、外感がめっちゃ綺麗。こういう所は、なにかと飯やコーヒーが美味かったりする。
鶴木「おぉ〜。」
さくら「すご〜い。」
「いらっしゃいませ!!」
店に入ると、すこしモダンな作りになっていた。
これは、期待できそうだな。
「何にしますか?」
鶴木「ブランドとホットサンドのてりたまで。」
さくら「カフェラテとチーズハムのホットサンドをお願いします。」
「わかりました。少々お待ちください。」
こういうモダンな店は、何かと落ち着く。
気持ちも和やかになる。
さくら「あの、さっきの理由を聞かせてくれませんか?」
鶴木「ん、あ、そうやな。えっと・・・」
Prrrr
鶴木「あ、ごめん。電話や。」
表示は、とーちゃんから。
鶴木「外でかけるわ。」
さくら「うん、どうぞ。」
俺は、外に出ると同時に3人組の女性が、店に入ってきた。
「いらっしゃいませ!!」
「あれ?さくちゃん?」
「あぁ!さくじゃん!奇遇だね!」
「やっほ〜!さくちゃん!」
さくら「え、かっきーに美緒ちゃんに聖来・・・どうして?」
賀喜「た、たまたまだよ!」
3人組は、桜の隣に座る。
知り合いなのか?
父『もしもし?裕太。』
鶴木「あ、とーちゃん。」
俺ととーちゃんで、一悶着になる。

満腹定食 ( 2022/03/28(月) 19:13 )