お酒の先生
鶴木「え?酒ですか?」
白石「そう、全然飲めないじゃん?だから、少しずつでいいからお酒を練習しない?」
鶴木「いやです。」
白石「なんで?」
鶴木「飲みたくないからです。」
白石「付き合いは、あるんだよね?」
鶴木「ん〜・・・」
そういえば、杉下さんから誘われることはないな〜。
それに亀山さんも・・・
鶴木「ないな〜。」
白石「でも、この先異動すれば、あると思うよ?」
鶴木「確かに・・・」
全く酒を飲まないから、すぐ酔っ払う。
だが・・・
鶴木「不味いからやだ。それだったら、飯食ってる方がいい。」
白石「子供ね〜。早く大人になりなさいよ。」
鶴木「やだ。それだったら、子供のままでいい。」
白石「はぁ〜。」
頭に手を当てている。
ちなみに白石さんは、全裸。
俺も同様だ。
白石「わかった。お酒が美味しく飲めればいいんだね。」
鶴木「まぁ、そうっすね。」
白石「それなら・・・」
Prrr
白石「もしもし?久しぶり〜。ううん、違うの。お願いしたいことがあって・・・そう!お酒!!それで私じゃないんだけど、いいかな?本当?!ありがとう!!どこに行けば・・・あ〜!わかった!それじゃ!次は、奢ってもらうよ!」
誰かに電話している。
すげぇ親しげだったな。
白石「よし、明日、ここに行ってね。」
鶴木「明日?」
白石さんの携帯を見せられる。
鶴木「え、遠・・・」
白石「文句言わないの。いいね?」
鶴木「は〜い。」
ーーーー
次の日
鶴木「うわ〜、綺麗な家やな。」
白石さんに教えられた場所は新築の家だ。
車の高そうなやつが置いてある。
鶴木「はぁ〜。」
ピンポーン、ピンポーン
『は〜い!』
鶴木「あ、白石さんの友人です。」
『今、行きます!』
ガチャッ!
鶴木「わぁ・・・」
めちゃくちゃ美人な奥さんが出て来た。
「まいやんから話は、聞いてるよ。鶴木くんだよね?私は、衛藤美彩。そこにいても、寒いだけだから、早く中に入って。」
鶴木「わ、わかりました。お、お邪魔します・・・」
俺・・・ここに入っていいのか?