笑顔が絶えない警察官































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第19章 個性爆発
めんどくさい案件
鶴木「はぁ〜、楽勝だな。」
ぐるぐる椅子走も平均より速かったらしいし、あとはリレーを見て室内に移動って言われた。
まぁ、リレーは走る順番とバトンの渡し方をどうするかで勝負は決まる。
順番決めで色々と話し合っている。
キャッ!キャッ!
楽しそうだな。
身体が冷えるから早くしてほしいけどな。
タッ!タッ!タッ!
鶴木「ん?」
女の子が1人来た。
鶴木「どうした?」
「あの、どうしたら早く走れますか?」
鶴木「・・・へぇ?」
「・・・」
真剣な目で訴えてきている。
鶴木「ん、ん〜。陸上部のやつから聞いたのは、踵を尻につけるくらい足を上げたら、速くなるって聞いたことあるけど、あとは、手にそんな力を入れないことだな。手を握るとそっちに力を取られてしまうから、手を少し開いた状態で走るのがいいな。」
「そうなんですね!ありがとうございます!!」
そのまま走ってグループの輪に戻る。
ピタッ!
鶴木「ん?」
タッ!タッ!タッ!
「名前を言うの忘れました!菅原咲月って、言います!!」
鶴木「菅原さんね。」
菅原「はい!見ててくださいね!」
鶴木「見とくから、しっかり走れよ。」
菅原「はい!!」
〜〜〜〜
鶴木「お、第一走者か。」
菅原は、1番目に走る。
「よーい!」
パン!!
鶴木「おぉ〜、速なってる。」
言われた通りに走っている。
10mくらい差が開いている。
鶴木「ええやん。」
一生懸命ってええな感じれる時だな。
菅原「やった!やった!!」
めちゃくちゃ喜んでいる。
菅原「へへっ!」
こっち向いてピースしている。
俺もそれを返すようにピースする。
〜〜〜〜
室内に移動中
菅原「鶴木さ〜ん!」
鶴木「はい、ストップ。」
菅原「ぐぅ!」
顔面を掴む。
抱きついてこようとしたからな。
菅原「な、なにゅで!」
鶴木「あ?立場を考えろ。」
菅原「うぇ〜。」
鶴木「わかったから!」
近寄ってくる。
全力で拒否。
鶴木「あぁ〜、めんどうだな。」
だるい案件がきた。

満腹定食 ( 2022/12/11(日) 19:11 )