笑顔が絶えない警察官































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第16章 銃口は誰に向ける?
犯人の罠
鶴木「はっ!はっ!はっ!はっ!」
日垣「お、おい!鶴木っ!!待て!!」
菅井さんが、人質になってしまっている。
待てるわけがない。
鶴木「す、菅井さん!」
日垣「鶴木っ!」
キィー!!
鶴木「菅井さん!!」
「現場から離れてください!!」
「お願いですから!離れてください!!」
現場は規制されており、野次馬が群がっている。
鶴木「どいてください!どいてください!警察です!!」
規制がされている中に入る。
「おい!早くしろ!!」
「奴の足取りは?!!」
「今は・・・」
怒号と焦りが混じっている声が飛び交っている。
鶴木「新橋駅前交番ですっ!状況は?!」
「犯人が逃走した!場所はわからん!捜査本部もバタバタだ!!」
鶴木「了解っ!!自分達は・・・」
「すぐに戻ってパトカーでの検索!それとナンバー〇〇-46ののクラウンを探してくれ!!」
鶴木「わかりました!!」
日垣「鶴木!!早く!!」
鶴木「は、はい!!」
俺はすぐに交番に戻る。
鶴木「ん?」
あれは・・・
鶴木「り、理佐さん!!」
理佐「鶴木君・・・」
理佐さんは、明らかに落ち込んでいる。
鶴木「菅井さんは・・・」
理佐「私の・・・」
鶴木「それは違います。」
理佐「・・・」
鶴木「絶対捕まえますから、待っててください。」
理佐「お願い!絶対に友香を助けて!!」
鶴木「任せてください。」
絶対に助けれる保証はないけど、絶対に犯人を捕まえて見せる。
理佐「それとこれ・・・」
鶴木「なんですか?」
理佐「友香からもらったキーホルダー。何かの役に立つかも。」
鶴木「わかりました。ありがたくもらいます。」
よし、行くか・・・
〜〜〜〜
櫻坂side
小林「友香が攫われた?!!」
土生「どこにいるんですか?!」
スタッフ「そ、それが・・・」
茜「警察の人は?!」
スタッフ「今、血眼になって探しているから!!俺に詰め寄らないで!!」
菅井が攫われているため、めちゃくちゃ動揺している。
森田「そうだ!鶴木さんは?!」
茜「そうよ!鶴木君と連絡・・・」
Prrr
土生「あ、理佐からだ。もしもし?」
保乃「菅井さん・・・」
田村は菅井の無事を祈っている。
ピコン!
保乃「え?」
菅井からラインが入った。
〜〜〜〜
本部side
「おい!どうなっている!!」
「GPSが切れました!!」
「なんだと!!」
「最終地点は・・・」
バタバタである。
「右京さん、どうしますか?」
「そうですね・・・何か手掛かりになるようなものがあれば、いいんですけど。」
「あ!そうだ!右京さん!ありますよ!確か・・・あった!これですよ!これ!」
「亀山君、行きましょう。」
「はい!!」
〜〜〜〜
日垣「どこだよ・・・」
鶴木「最終地点は、自分達の管轄外ですからね・・・」
俺と日垣さんは、バイクで犯人を探している。
少し走りすぎたので、ガソリンを入れている。
鶴木「はぁ〜、どこだよ・・・」
ピコン!!
鶴木「ん?」
日垣「おい、個人連絡なら、見えないところでやれ。」
鶴木「す、すいません。」
菅井さんからラインが入った。
開いてみると・・・
菅井[この女を殺されたくなければ、この場所に来い。]
続いて写真とGPSの場所が送られてきた。
椅子に縛られた菅井さんが、銃を突きつけられている。
鶴木「・・・」
日垣「よし、終わった。鶴木、まだ少し回っていくぞ。」
鶴木「あ、はい!自分は、あっち方面に行きますね。」
日垣「あ、了解。」
ブーン!!
日垣「お、おい!飛ばすなよ!!」

満腹定食 ( 2022/11/16(水) 17:58 )