笑顔が絶えない警察官































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第11章 最大の決断
優先は・・・
岡田「そうか・・・」
鶴木「どうすれば、いいですか?」
かーちゃんの余命宣告を岡田さんに報告した。
かーちゃんがもしかしたらがあるかもしれないからもあるし、今後の予定をどうするかを話し合う。
岡田「難しいな。けど、会いたいだろ?」
鶴木「はい、ですけど・・・」
仕事もある。
かーちゃんに会いたいけど、守りたいものがある。
どうすればいい。
岡田「鶴木、今は母親の心配をしなさい。とりあえず、一回会ってみなさい。上には、私が言っておくから。」
鶴木「で、でも・・・」
日垣「おい、鶴木。お前がいなくても、ここの交番は回るぞ。」
鶴木「う、うっす。」
大西「大丈夫。会いに行きなさい。」
鶴木「わ、わかりました。」
岡田「じゃ、来週すぐに帰りなさい。わかったな?」
鶴木「は、はい。」
ーーーー
数日後
鶴木「じゃ、行ってきます。」
誰もいない部屋に言う。
とりあえず、かーちゃんが入院している病院に行く。
鶴木「・・・」
とーちゃんには秘密にしてろって言われたけど、無理だよな。
鶴木「ん?」
早川「やっほー!!」
さくら「来ちゃった。」
鶴木「・・・ふぇ?」
2人がいる。
鶴木「はぁ?なんで?」
さくら「なんか、荷造りしてたから、帰るんかな〜って。」
早川「それで、大阪と言ったら私やん?やから、お休みもらって大阪に行くねん!」
鶴木「はぁ〜、マジかよ。」
〜〜〜〜
早川「ワクワクする〜!!」
鶴木「黙ってろ。小学生かよ。」
電車に乗って東京駅まで出て、そこから新幹線に乗っている。
早川は小学生みたいにはしゃいでいる。
鶴木「・・・」
かーちゃんと会うのは、3年ぶりだな。
警察学校の年末年始に帰ったくらいで、そこからはずっと電話でやりとりしてた。
なんか、実感が湧かない。
鶴木「ん?」
手をぎゅっと握られる。
さくら「大丈夫だよ。会えるから。」
鶴木「わかってる。」
さくらが心配して、手を握ってきた。
しっかりしないと。

満腹定食 ( 2022/09/02(金) 20:50 )