笑顔が絶えない警察官































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第8章 櫻吹雪到来
俺のツレ
鶴木「ん〜、ふぁ〜、ねむ。」
夜勤明けの足で、買い物に行った。
いつも使っている革靴が裂けたため、某スーツ取扱い店に行った。
さくらから貰った割引券で安く買えた。
さすが人気有名アイドルグループだな。
あ、さくらがアイドルだったの忘れてたわ。
鶴木「ん?」
「ちょっと金出せよ。」
「ほら、悪ようにはしないからさ。」
「い、いや、ちょっと。」
目の前で、身長高めのかっこいい系女性が、カツアゲされている。
周りの人は、誰も止めようとしない。
鶴木「はぁ〜。」
早く帰って寝たいが・・・
鶴木「お〜い。待たせたな。」
「ふぇ?」
「なんだ?」
「ツレか?」
鶴木「そうそう、ツレだよ。ほら、飯食いに行くぞ。」
「え、あ、うん。」
「って、なるか!クソが!」
ブン!ガシッ!
「なぁ?!」
鶴木「よっと。」
「あいだだだっ!」
手を決めて、制圧する。
「お、おい!」
鶴木「どうする?」
「ぎ、ギブ!!」
鶴木「はい、さいなら。」
「く、くっそ!」
「お、覚えてろ!!」
男2人は、去っていく。
鶴木「で、何もないっすよね?」
「う、うん。」
鶴木「それじゃ、気をつけて。」
「あ、待って。」
鶴木「いや、結構です。」
俺は、そそくさと帰る。
ーーーー
次の日
鶴木「ふぁ〜、身体だる。」
保乃「大丈夫?ちゃんと休めてる?」
鶴木「休んでますから。昨日は、ちょっと色々ありましたからね。」
保乃「ふ〜ん、あ、そうそう。これから先輩と合流して、ご飯食べるけどいいよね?」
鶴木「いいでっせ。」
先輩か〜。
誰だ?
「保乃ちゃ〜ん!」
保乃「あ、土生さ〜ん!!」
鶴木「・・・あ。」
「あ。」
保乃「え、え?知り合い?」
鶴木「昨日ぶり。」
保乃「えっ?!!」
「助けてもらったの。あ、私、土生瑞穂です。保乃ちゃん、私、その子のツレなの。」
保乃「つ、ツレ?!!」
保乃さんは、頭から湯気が出そうなくらい混乱していた。

満腹定食 ( 2022/07/23(土) 10:24 )