坂道とポケモン
佐々木久美×メタグロス
久美「ん〜、どうしよう〜。」
「ダン。」
〜〜〜〜
30分前
「久美〜!!」
久美「え?何?」
自分の部屋から出て行き、下に降りる。
久美「何?お父さん。」
父「実はな、これをな。」
モンスターボールを出してくる。
久美「え?ポケモン?」
父「会社の人からもらってな。健は持っているから、お前にな。」
久美「あ、ありがとう。」
父親からポケモンをもらった。
何か嫌な予感がする。
一回出してみる。
ポーン!
「ダン。」
久美「え?何?」
父「ダンバルだ。」
ダンバル「ダン。」
久美「や、やっぱり〜。」
〜〜〜〜
久美「はぁ〜、どうしよう〜。」
ダンバル「ダン。」
覚えている技は、とっしんだけ。
ほぼ押し付けられた感じでダンバルをもらった。
けど、捨てるわけにはいかない。
久美「育てるしかないよね・・・」
ダンバル「ダン。」
久美「強くなろうね。」
ダンバル「ダン。」
ーーーー
数日後
美玲「暑かったね〜。」
加藤「失敗しちゃった〜。」
高本「そうだね、あそこの振り間違えちゃった。」
とあるライブ後の風景だ。
それをライブとしては完走したが、内容がひどかった。
一人一人の真剣さが足りない感じがする。
さらにこう言った、メンバー達の声を聞いてしまった。
いや、言ってしまった。
久美「みんな、なんで悔しいと思わないの!!」
久美は、怒りと悔しさに任せて声を出す。
アイドルになったのに、こんなお粗末なライブをしたことやメンバー達の意識の低さ等々、色んな感情が渦巻いている。
久美の怒りの声にメンバーを驚きを感じている。
そんなこと一才に口にしなかった久美が、こうやって怒りを露わにした。
メンバー達もそれを受けて、表情が変わる。
ポーン!!!
久美「え?」
ダンバル「ダン。」
久美のカバンからダンバルが出て来る。
ダンバル「ダン。」
久美「どうしたの?」
バシュン!!
久美「え?!」
東村「え、進化?」
京子「い、今?!」
高瀬「嘘やろ?!」
「メタッ!」
久美「あ、えっと・・・」
柿崎「メタング・・・」
メタング「メッタ!」
久美「メタング・・・」
久美の怒りでメタングに進化した。
これからの成長を見るような形になり、久美はメタングを信用するようになった。
ーーーー
数年後
久美「はぁ〜、終わった〜。」
久美は、いろんな番組に呼ばれるようになった。
バラエティー、情報、クイズなどに呼ばれ、それにモデルもしている。
それに空いている日は、歌番組の練習もある。
中々忙しい日々を過ごしている。
そんな日々を過ごしているのか・・・
久美「・・・zzz〜。」
床で寝てしまう日もある。
ポーン!
メタング「メタッ。」
〜〜〜〜
久美「ん、ん?あれ?」
久美は、ベットの上にいた。
久美「あ・・・」
メタングは、床で寝ていた。
久美が床で寝てしまった日は、こうしてメタングがベットまで運び、床で寝る。
メタングは、久美のためにするようになった。
久美「ありがとう、メタング・・・」
ーーーー
数日後
久美「え?!今から?!」
「そうなんだよ。今日出る人が、体調不良になっちゃってね。それで久美に来たらしいんだよ。」
久美「わ、わかりました。」
〜〜〜〜
30分後
「もう出番だから、先に行って!」
久美「わ、わかりました!」
久美は、バトルスタジオに行く。
手にはモンスターボールを持ち、スタジオに入ると・・・
久美「わ、若林さん?!」
若林「え?キャプテンなの?」
2人とも対戦相手を知らされてなかったらしい。
若林「まぁ、いいか。倒してやるよ。」
久美「負けませんよ!」
若林「バンギラス!!」
ポーン!
バンギラス「ギャー!!」
バンギラスが出てきたことにより、砂嵐が発生した。
久美「メタング!!」
メタング「メッタ!!」
カーン!!
久美「メタング!ラスターカノン!」
メタング「メタッ!」
若林「バンギラス、いわなだれで塞げ!」
バンギラス「ギャー!」
バシン!バシン!バシン!
久美「う、嘘っ!!」
若林「そのまま、悪の波動!」
バンギラス「ギャー!!」
久美「よ、避けて!」
メタング「メ、メッタ!」
ちょっと当たってしまった。
久美「メタング!」
若林「地震!!」
バンギラス「ギャー!!!」
会場全体が揺れる。
メタング「メッタッ!!」
久美「メタング!!」
メタングは、ボロボロになっている。
若林「キャプテンもまだまだだな。」
久美「そ、そんなことないです!!」
若林「どうだかな。メタングは、もう戦えないよ。」
久美「そ、それは・・・」
メタングを見る。
メタングのためなら、ここで・・・
「メッタ!」
久美「メタング?」
メタング「メッタ!」
自分を信じてくれと言っているようだ。
あの時から、ずっと付き添ってくれた相棒だ。
久美「そ、そうだよね。メタング!やるよ!!」
メタング「メッタ!!」
若林「無駄なのに。バンギラス、破壊光線!!」
バンギラス「ギャー!!」
久美「メタング!サイコキネシス!」
メタング「・・・」
久美「メ、メタング?!」
バンギラスが破壊光線を撃った時・・・
バシュン!!
メタングが光り出す。
久美「え?!」
若林「え?!!」
破壊光線は当たるが、ダメージは受けてないらしい。
「メッタ〜!!!!」
久美「メ、メタグロス!!!」
若林「す、すげぇ〜。」
メタグロス「メッタ〜!!」
久美「メタグロス!絶対勝つよ!!」
メタグロス「メッタ〜!」
若林「勝たせないよ!バンギラス!悪の波動!」
バンギラス「ギャー!!」
久美「メタグロス、ラスターカノン!!」
メタグロス「メッタ〜!!!」
進化した影響で、バンギラスの技を上回る。
バンギラス「ギャーッ!!」
若林「つ、強っ?!!」
久美「コメットパンチ!!!」
メタグロス「メッタ〜!!!!」
バシュン!!
バンギラス「ギャー!!」
バンギラスは、メタグロスの技の強さと体重で倒れる。
若林「バ、バンギラス?!」
久美「もう一回、ラスターカノン!!」
メタグロス「メ〜タ〜!!」
今日一のラスターカノンが出た。
そのままバンギラスに当たり・・・
バンギラス「ギャー!!」
勢いのまま壁にぶつかる。
ドゴーン!
バンギラス「ギ、ギャ・・・」
若林「う、嘘だろ・・・」
『バンギラス!戦闘不能!!』
久美「やった!!メタグロス!!ありがとう!!!」
メタグロス「メッター!」
その後、若林との共演する番組で久美はそのバトルの話を出すようになった。

満腹定食 ( 2022/01/23(日) 13:11 )