元不良見習いの奮闘記







































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第4章 伝説の警察官
ヒーローは遅れてやってくる
高松「くっそ、見失った・・・」
途中で見失ってしまった。
やばいな。
そこで黒のハイエースを見失った。
高松「あんまりスピード出すと、ガソリンがな〜、どうするか・・・」
一旦エンジンを止めて、原付を押す。
しっかし、どこにいるんだ?
高松「ん?あれは・・・」
岩本さんが、連れ去られたハイエースが廃工場らしい場所に置いてある。
原付を隠せる場所を探して、そこに隠す。
ゆっくり侵入して行く。
とりあえず、奥だな。
柱やドラム缶等々に隠れてながら、進んでいく。
高松「あ、いた。」
5人組と岩本さんがいた。
岩本さんは、椅子に縛り付けられている。
高松「どうするか・・・」
とりあえず、武器になりそうな物を探して・・・お?
高松「鉄パイプあるじゃん。よし。」
ガタン!
高松「うわ・・・」
「うぉ?!」
「誰かいるのか?!」
「出てきやがれ!!」
くっそ。どうするか。
高松「やるか・・・」
その場にあった手のひらくらいの大きさの石を投げる。
「お?」
「え?」
「あ?」
高松「ん!!」
「ぐぉ!!」
注意を逸らしている間に男の鳩尾に1発入れる。
「はぁ?子供?!」
「どうやって来た?!」
「それより!そいつを捕まえろ!!」
岩本「あ!定食屋の人!!」
高松「すぐに助けてやるぞ!」
「へぇ、まだ4対1だぞ!かかれ!」
高松「遅いわ!」
パンチやキックを避ける。
当たる気がしない。
高松「ふん!ん!くっ!!たらぁ!!」
「かぁ!!」
「がっは!!」
「うぅ!!」
「ぐぅ!!」
致命傷を与えられてないが、ダメージは与えている。
楽勝だな。
高松「おい、まだやるか?!あぁ?!」
「つ、つぇ!」
「こんな子供が・・・」
高松「じゃ、終わらせ・・・」
「おい!止まれ!!」
高松「あ?・・・あ。」
1発目に殴った男が、岩本さんに刃物を突きつけられている。
「この女を気づかられたくなかったら、動くなよ!!」
高松「く、くそ・・・」
「おい、坊主。よくもやってくれたな?」
「じゃ、存分に殴ってやるぞ。」
「覚悟しやがれ!」
〜〜〜〜
両津side
両津「くっそ、あの坊主どこ行ったんだ?」
探しても探しても見つからん。
たく、どこ行きやがっんだ?
ブッ!
中川『先輩!見つかりました!6丁目あたりにそれらしき原付を確認しました!』
両津「でかした!中川!!今向かう!!」
よし、すぐ見つけて飯でも食わしてもらうか。
〜〜〜〜
ドゴッ!ボコッ!ボコッ!バタン!
ドス!ドス!
両腕を掴まれて、身動きが取れない。
高松「ごふっ!がはっ!」
岩本「や、やめて!!」
「へぇ、まだまだ!!」
「おら!!」
高松「ぶふっ!」
岩本「もうやめて!死んじゃう!!」
「あ?死なねぇーよ!おら!!」
高松「ぶっ!!」
岩本「い、いや・・・」
「はぁ、俺たちを怒らせたことを後悔しやがれよ。」
高松「がっは!そ、そんな弱っちぃ攻撃、き、効くわけねぇーだろ。」
「言いやがった?じゃ、これはどうだ?」
岩本「そ、それはダメ!!」
脅しで使っていたナイフを出す。
「俺たちを切らさした罰だな。あの世で、後悔しな。」
高松「へぇ、お前が死ぬまで呪ってやる。」
「あっそ、じゃーな!」
岩本「や、やめて〜!!」
ヒューン!ガン!
「あいて!!」
「な、なんだ?!さ、サンダル?!」
「お前ら!何してやがる!!」
聞いたことのある声。
そして、姿も見えて来た。
高松「り、両さん・・・」
両津「高松・・・お前・・・」
高松「す、すいません・・・後は、任せました・・・」
俺は、ここでこときれる。

満腹定食 ( 2021/09/30(木) 22:00 )