元不良見習いの奮闘記







































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第4章 伝説の警察官
金儲けは、ほどほどに
2日後
白村「なぁ?かんぼう?」
高松「あ?」
白村「何、怒っているんだ?」
高松「怒ってない。」
白村「いやいや、目が違うぞ。」
高松「普段と一緒だ。」
白村「嘘つくな。」
高松「ついてない。」
角田「まぁまぁまぁ、かんぼうもそんな時ありますって、さっさっ!仕事しましょう!」
白村「はぁ〜、言いたくなったら言えよ。」
高松「・・・」
金に汚いやつは、だっい嫌いだ。
俺のお袋は、いろんな人間から金を巻き上げていた。
それをお袋から消えるまで、ずっとその姿を見ていたから、金儲けと聞くと虫唾が走る。
親父は、そんなお袋に興味がなく朝から出ていき、晩に帰ってくることの繰り返し。
お袋が何やっていたのか知っていたのに、そのまま仕事。そして消えた。
「・・・!・・こ!たこ!!」
高松「あ、はい!!」
植村「何ぼーっとしているんだ?!あ?!」
高松「あ!すいません・・・」
植村「この馬鹿野郎!」
ゴツン!
高松「い・・・」
植村「そんな暇あるなら、仕込みしとけ。このボンクラ!!」
高松「・・・はい。」
大将は、上に上がる。
角田「はいはい、切り替え切り替え。何かあったが、知らないが今は仕事に集中しろ。いいな?」
高松「うっす。」
〜〜〜〜
夜の営業
星野「・・・」
高松「なんすか?」
星野「暗いよ?大丈夫?」
高松「ご心配いりません。大丈夫です。」
星野「本当?」
高松「はい。」
星野「何かあったら、私も言ってね?」
高松「いやいや、お客と従業員ですよ?」
星野「そんなの関係ないと思うよ?」
白村「かんぼう、これ出してくれ。」
高松「はい。では。」
俺は、料理を出しにいく。
植村「すいません、お嬢ちゃん。長い目で見てやってください。」
星野「わ、わかりました。」
植村「で、これはサービスです。」
星野「美味しそ〜!いただきま〜す!」
こんな笑顔を商売に使わせたくない。

満腹定食 ( 2021/09/28(火) 23:17 )