数日後
高松「大将、あの警察官とどういう関係ですか？」
植村「お前が、知らなくていい。ただ助けてもらったってだけだ。」
高松「そうですか。」
植村「それよりもキャベツ切っとけ。俺は、上で休憩しとくから。」
高松「はい。」
大将は、上に行く。
高松「白村〜、聞いたことあるか？」
白村「主語を言え。主語を。まぁ、俺もあんまり聞いたことないけど、なんでも大将が若い時に助けてもらったって聞いたくらいだな。」
高松「その内容も聞いてないのか？」
白村「そうだな。なぁ、康太。」
角田「そうっすね。俺も聞いてもそこまででしたわ。」
高松「見た感じ、ちょっと悪そうだったけどな。」
白村「けど、すごい人なんだぞ？」
高松「へぇ〜。」
角田「おいおい、興味なさすぎだろ。」
高松「あんまり、警察官が好きじゃないからな。」
白村「そう言えば、そうだったな。お前は、警察官の恰好の的だもんな。」
高松「うるせぇーよ。」
角田「それよりもキャベツ切れよ。他にも仕事あるだろ？」
高松「あ、やべぇ。」
〜〜〜〜
ガララッ！
植村「いらっしゃい。」
山下「どうも！！」
与田「お腹ぺこぺこ〜。」
高松「こちらへ。」
山下「ありがとう。あと、烏龍茶2つとおすすめと疲れが、飛びそうな料理をお願い。」
高松「わかりました。大将。」
植村「はいよ。」
厨房に戻り、角田のところに行く。
高松「角田、何がいい？」
角田「そうだな〜。うまいって思わせればいいから・・・」
ガララッ！
植村「いら・・・て、両さんかよ。」
両津「残念がるなよ。ビール頼む。」
植村「はい。康太。」
角田「はい！かんぼう、待ってろ。」
高松「はい。」
角田「はいよ！両さん！」
両津「ありがとうな、ぷはぁ〜！うまい！」
植村「はい、これも食え。」
両津「ありがとよ。うん、うまい。」
植村「ここに来たからには、金払えよ。」
両津「わかっている。出前は、もう少し待ってくれ。」
植村「変わらないな。」
両津「大将もだろう。」
何かあったのかってくらい静かになる。
高松「はい、豚のニンニク焼き。」
与田「うわ〜、いい匂い〜。」
山下「明日の仕事に響きそう〜。けど！」
与田・山下「いただきます！！」
与田「お、美味しい〜。」
山下「疲れも取れそう〜。」
与田さんと山下さんは、うまそうに食べている。
両津「なぁ、大将。あれは？」
植村「あの新人が作った料理でさぁ。食うか？」
両津「高松って言ってたな？」
植村「えぇ、そうでさ。」
両津「ワシにもくれよ。」
植村「あいよ。たこ、もう一皿作れ。」
高松「え？あ、はい。」
両津「大切にしろよ。」
植村「わかってますよ。」