元不良見習いの奮闘記







































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第4章 伝説の警察官
切っても切れない縁
Prrr
白村「はい、こちら紺色屋です。あ、どうも、大将に変わりましょうか?わかりました。大将、お電話です。」
植村「誰からだ?」
白村「あの方ですよ。つけ払いの。」
植村「あぁ〜、わかった。もしもし。久しぶりでさぁ。どうしたんだ?うん、うん、そりゃ、お前さんが悪いだろうが。」
高松「誰からの電話なんだ?」
白村「ここにとっては、切ってもきれない人だよ。たぶん出前だと思うから、かんぼう、原付用意しろ。」
高松「わかりました。」
俺は、夏休み中に原付免許を取った。
そろそろ行動範囲を広くするために、大将から取ってこいと言われた。
1発で取れたのは、たまたまだな。
植村「おい、たこ。出前だ。亀有公園前派出所だ。」
高松「どこっすか?」
角田「かんぼう、お前初めてか?」
高松「たぶん?」
白村「あれ、あ、そうか。頼んだのかんぼうが来る前だな。」
角田「そうでしたっけ?で、出前はなんすか?」
植村「とんかつ定食、ご飯大盛り。」
白村「承りました。」
植村「たこ、キャベツ切れ。」
高松「はい。」
切っても切れない縁?
どういうことだ?
あ、もう夏休み明けて、課題をもらって色々見ながら課題をやっている。
難しいが、なんとかできそうだなって感じだな。
この間、課題を学校に提出しに行ったら、山下さんと大園さんにたまたま会った。
バイトがあったから、頭だけ下げて帰ってきたがな。
白村「大将、トンカツ揚がりましたが、ソースはどうしますか?」
植村「かけといていいだろ。あいつなんでも食うから。」
白村「わかりました。かんぼう、キャベツは?」
高松「できてます。はい。」
千切りキャベツを皿に盛る。
キャベツの横にマヨネーズとカラシを乗せて、トンカツも乗せる。
で、ソースヲかけて完成。
角田「米は、盛ってラップしてますよ。」
白村「了解。あとは、市販の味噌汁の素をっと。」
それらをおかもちに入れる。
植村「行ってこい。」
高松「行ってきます。」
白村「さっき言った派出所は、あ〜、どっちが近いか?」
角田「勝鬨橋渡った方がいいと思いますよ。」
白村「わかるか?」
高松「なんとなく?じゃ、行ってきます。」
角田「ウイリーするなよ〜。」
原付、カブに乗り、言われた場所に向かう。
白村「着きますかね?」
植村「まぁ、つけ払いなんだから、少しくらい大目に見てもらえ。」
白村「そうですね。」

満腹定食 ( 2021/09/26(日) 23:33 )