元不良見習いの奮闘記







































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第28章 ストレートをかませ
悪党
秋元side
秋元「これは、どういう事だ?」
今野「それにお前たち、今日は練習じゃなかったか?」
「「「・・・」」」
「ちょっと予定変更して、ここに来るように言いました。」
秋元「な、なんだと?」
「色々と我々が会議した結果、この子たちは、わたしたちで売り出そうと決まりました。」
今野「い、いつ決めた?」
「ついさっき決まりました。」
秋元「そんなことが許されるとでも?」
「えぇ、それにこの子達は、2人不満があるらしいので・・・」
秋元「そんなことないだろ?私と今野とその仲間達でどれだけ話したか。お前達は、知らないのか?」
「知ってますけど、あのやばい人間と会わせるのは、ちょっと・・・」
今野「やばい人間・・・?」
秋元「もしかして、高松のことか?」
「そうですよ。現メンバーは、深い関係もありますから、それを無くそうことで彼女達を上へと目指されると思いました。」
秋元「おい、この間、高松が欅坂を助けたはな・・・」
「聞いてますけど、やばい所で働いてたらしいですからね〜。」
今野「な、なに?」
「それで、あのやばい人間は、消えてもらいましたよ。証拠は、これです。」
部屋が暗くなり、スクリーンが映し出される。
そこには、頭から血を流して倒れている高松と10人程の足が写っている写真だった。
秋元「た、高松?!」
「もう処理は、終えているらしいので、あとはお二人方です。この会社の言いなりになるか、この会社から辞めるか。どっちにしますか?」
今野「き、汚いぞっ!」
「なんとでも言ってください。これが我々のやり方なんで。」
万事休すか。
こいつらの言いなりになって、追加メンバーを救え・・・
バッコン!
「「「きゃっ?!」」」
「な、なんだ?!!」
扉には鍵がかかっているらしく、開かないから誰かが蹴りを入れている。
バコン!バコン!バコン!バコン!
「お、おい!おい!ここ会社・・・」
バタン!!!
扉が壊れて倒れてきた。
追加メンバーは怯え、上層部達は壁まで下がっている。
現れたのは、割烹着にヘルメット姿の男。
割烹着には、血がすごい量のこびりついている。
右手にはおかもち、左手にはボコボコにされた男性。
タバコを咥えながら、登場した。
「ちわ〜、紺色屋で〜す。頼まれた唐揚げ定食とお土産をお持ちしました〜。」
〜〜〜〜
40分前
高松「うわぁ?!」
不意だったため、そのまま床に倒れる。
俺は、一旦目を瞑りやられたふりをする。
カシャッ!
写真を撮られた。
「よしよし、これでいいだろ。」
「早速潰すか。」
「そうしないと、やばいからな。ボスに証拠を持ってこないといけないからな。」
高松「・・・」
俺を再起不能にさせてどこかへ連れて行くんか。
「早くやろうぜ。あの誰だったけ?」
「今回の坂道の追加メンバーとヤレるんだろ?だったら、早くしないとな。」
俺の身体は、一瞬にして身体が熱くなった。
こいつらは、殺していい奴らだ。
ガバッ!!!
「え?」
「あ?」
ドゴン!バコン!・・・・
〜〜〜〜
高松「・・・」
「あ、わ、わ・・・」
俺の作業着は、血がすげぇついている。
10人くらいいた連中は、床や天井に突き刺さり、割られた窓ガラスに倒れかかり、その部屋にあった机はひん曲がり、椅子も壊れている。
高松「おい、誰の命令だ?」
「ひ、ひぃ!!え、あ、坂道会社の上層部にた、頼まれました!!」
高松「ほうほう。だったら、そいつがいる場所がわかっているんだな?」
「は、はい?!!」
高松「おい、今から向かうから、ついて来い。ヘルメットは、それでいい。」
「わ、わかりました!!」
高松「あと、変なことするなよ。した瞬間わかっているだろうな?」
「ひ、ひぃ?!!」
高松「あと、包帯とガーゼ持って来い。」
「わ、わかりました!!」
そいつは、そうやって部屋の中を探す。
俺は、おかもちの中身を見る。
高松「よし、大丈夫だな。」
瞬時におかもちを床に置いたことによって、飯は大丈夫だった。
高松「あとは・・・」
両さんに電話をかけながら、あるものを探す。
両津『お?高松か?どうした?』
高松「両さん、ちょっと面白いものがあるから、今から言う場所に来てくれ。」
両津『おぉ〜、わかった。じゃ、そこにいろ。』
高松「いや、今から向かう場所がある。」
両津『どう言うことだ?』
高松「裏だよ。裏。」
両津『わかった。その場所には、中川に行かす。わしは、ちょっと調べてから坂道会社に行く。』
高松「あぁ、頼んだ。」
「あ、ありました!!」
高松「遅いんだよ。早くしろ。」
「は、はい!!」
〜〜〜〜
ブロロ〜!!キィ〜!!
高松「よし、着いた。」
「さ、早速行きましょう!」
高松「ちょっと待ってな。」
俺は、ポケットからあるものを出す。
「え?ここで吸うんですか?」
高松「イライラしているからな。あと、こっち来い。」
「え?は、はい。」
連れてきたやつを近づけて・・・
バチン!!
「うぐぅ?!」
ドス!ドス!ガチン!ドスン!!
俺は、男を気絶させるくらいまでボコボコにした。
高松「ふぅ〜、よし行くか。」
右手におかもち、左手にはボコボコにした男を持ち、奴らがいる部屋に向かう。
〜〜〜〜
受付嬢や会社員達は、俺を見てひいている。
それに、俺に何も言ってこない。
高松「よし、ここか?」
ゆっくりドアノブを回すが、鍵がかかっている。
高松「だる、いっちょやるか。」
手が空いていないから蹴りを入れる。
バッコン!バコン!バコン!バコン!バコン!バタン!!
扉が開くと、そこには秋元先生と今野さんがいた。
横を見ると、追加メンバーと上層部がいる。
まぁ、挨拶くらいはするか。
高松「ちわ〜、紺色屋で〜す。頼まれた唐揚げ定食とお土産をお持ちしました〜。」

満腹定食 ( 2022/01/21(金) 09:51 )