元不良見習いの奮闘記







































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第25章 アンダーグラウンド
連れられた先は・・・
ピー!ピッピッ!
「はい、どいて〜。で、状況は?」
「・・・です。それで、あちらに・・・」
金村「高松さん・・・」
小坂「美玖・・・」
亀川「・・・」
〜〜〜〜
Prrr
植村「はい、植村・・・」
亀川『すいません。亀川です。』
植村「おぉ、ご無沙汰してます。どうされまし・・・」
亀川『高松君が、攫われました。』
植村「な、なんだと?」
亀川『すいません、何もできずにそのまま連れ攫われて・・・』
植村「亀川さんや坂道の嬢ちゃん達は?」
亀川『怪我はありません。』
植村「そうですか・・・どこの警察署に行くか、わかりますか?」
亀川『はい、〇〇署です。』
植村「わかりました。すぐ向かいます。」
〜〜〜〜
バシャン!
高松「ぶわぁ?!ゴホッ!ゴホッ!」
水をかけられた。
揺れている・・・車の中か。
「よう、起きたか?」
高松「お、お前!」
俺をスタンガンで眠らしたあの野郎。
「おいおい、殴れるのか?」
高松「く、くそっ!」
俺は、手と足を縛られている。
それに・・・カチャン!
「生意気な口立てると撃つぞ?」
高松「く・・・」
「お前のせいで、俺たちは苦しい生活をしていたからな稼がせてもらうぞ。」
高松「何をさせるつもりだ!!」
「着いてからのお楽しみだな。」
キキィー!
「お?着いたぞ。足の紐は切ってやる。自力で歩け。逃げようと思うなよ。撃ち殺してやるからな。」
高松「・・・」
〜〜〜〜
俺は、車を降りて歩かされている。
しかも地下に向かっている。
カン!カン!カン!カン!
錆びた鉄の階段を降りている。
高松「どこに連れて行くつもりだ。」
「いいから、歩け。お前の大好きなやつだぞ。」
高松「好きなやつ?」
大きな鉄の扉に着く。
ギィ!ギィ〜!!
一気に明るくなる。
ワァ〜!!オォ〜!!ヒュ〜ヒッ!!
高松「な、なんだ?!」
「今日からお前の仕事場だ。」
そこは、金網に囲まれたリングがある。
そこにグローブをした男2人が殴り合っている。
高松「デスマッチか?」
「その通りだ。あと2時間後にやってもらうからな。ほら、部屋に行くぞ。」
高松「誰が好きな・・・」
カチャッ!
「おい、口を慎め。お前のせいで経営が酷いんだよ。とりあえず、稼いで貰うぞ。」
高松「く、くそ・・・」
俺は、デスマッチに参戦させられる。
くっそ・・・

満腹定食 ( 2022/01/03(月) 17:04 )