元不良見習いの奮闘記







































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第23章 仮想と現実の間で
復帰と恐るべきデータ
2週間後
飛鳥「おかえり。」
高松「ただいま。」
樋口「それより、どうして全身打撲するのよ。」
高松「言えません。」
ガララッ!
植村「いらっしゃい。」
星野「こんばんわ。ビールとオクラともずくの和物で。」
植村「はい。康太。」
角田「今やってまーす!」
星野「よいしょっと。」
星野さんは、樋口さんの隣に座る。
樋口「そう言えば、みなみ。なあちゃんと帰ったけど大丈夫だったの?」
星野「うん、大丈夫だよ。」
高松「はい、ビールと和物です。」
星野「ありがとう。それと鶏の煮込み。」
高松「はいはい。」
飛鳥「みなみ?酔ってる?」
星野「な、なんで?」
飛鳥「さっきから、肘ついて高松君の方を見てたけど?」
星野「よ、酔ってないから!!」
高松「・・・」
〜〜〜〜
1時間後
樋口「ご馳走様でした〜!」
飛鳥「また来まーす!!」
高松「ありがとうございました。」
3人が帰る。
俺は、そのまま外に出る。
高松「大将。外に行きます。」
植村「すぐに済ませろよ。」
高松「へい。」
ガララッ!
高松「星野さん。」
星野「ん?何?」
高松「七瀬さんが、みなみさんだったら良いって言ってましたよ。」
星野「え?!どういうこと?!」
高松「いや〜、俺に言われても・・・」
星野「・・・まさか情けで私と付き合うとかないよね?」
高松「そんな人間に見えますか?」
星野「じゃ、本気で行くから。」
高松「どうぞ。」
酔いが覚めたのか、目が本気だ。
ーーーー
某所
中川「こ、これは・・・」
「病院の結果とあのゲームのデータを合わせたものです。あの子、すごいですよ。」
中川「それに回復力も人より倍近くあるじゃないか。身体能力もコンピュータの影響で3倍近く出しているけど・・・」
「多分、何かのリミットが外れても2倍近くの力を出せますよ。」
中川「そんなことできる人間は・・・」
「ここの研究所では、初めてです。どうしますか?」
中川「もちろん、高松君を全面的にバックアップして行くよ。あとこのデータを外部に出さないように。」
「わ、わかりました。」
〜〜〜〜
高松「くっしゅん!」
丸岡「寛太君、大丈夫?」
高松「まぁ、風邪はひいてないから安心しろ。」
俺の知らないところで噂をしているらしい。

■筆者メッセージ
次に行きます。
満腹定食 ( 2021/12/29(水) 20:24 )