元不良見習いの奮闘記







































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第23章 仮想と現実の間で
反撃・・・
両津side
中川「あと何分でできるんだ?!」
「あと、10分でできます!」
中川達が、あのモンスターを止める方法を作っている。
だが、止めるだけだ。
倒す方法がない。
Prrr
中川「電話?誰か・・・え?!」
中川が驚いてる。
誰からだ?
ピッ!
中川「え、う、嘘だよね?!」
『いや、本当だぞ。中川さん、すまない、生きていた。それで、頼みがある。』
この声は・・・
両津「高松か?!」
高松『あぁ、そうだぜ。両さん。』
両津「こ、このやろう!お、驚かせやがって!!」
高松『すまん、それで頼みがある。』
中川「なんだい?!」
高松「回復アイテムが欲しい。できれば、大幅に回復するものが。」
中川「わかった!今の場所でいいんだよね?!」
高松『あぁ。それで俺が合図する時にやつの動きを止めて欲しい。できるか?』
中川「ちょっと待ってね。できたか?!」
「はい!今できました!」
中川「高松君、いけるよ!」
高松『わかった。回復が届き次第動くから、見といてくれ。』
中川「わかった!すぐに送るよ!」
ピッ!
両津「たく、あいつは・・・」
中川「先輩と一緒ですね。」
両津「そんなことないぞ。」
〜〜〜〜
高松「よし、回復アイテムは支給されるぞ。」
「なら、いけるな。」
高松「そうだな。とりあえず、使う銃を増やすぞ。」
「あ?なんだ?」
高松「こいつだ。」
「はぁ?なんでだ?」
高松「距離だよ。」
ウィ〜ン!!
高松「はっや。」
回復アイテムが来た。
それも4本。
高松「たく、あの人は・・・」
回復アイテムを専用ポーチに入れる。
高松「よし、行くぞ。」
15分後
「グォ〜。」
ここから出れなくて少し苛立っているように見える。
俺は、銃を構えスコープを覗く。
狙うのは、頭。
体力は、少し回復している。
高松「さぁ、始まりだ。」
カチッ!バシュン!
〜〜〜〜
両津side
中川「始まりましたね。」
両津「そうだな。頼むぞ、高松。」
Prrr
中川「どうした?」
『あの〜、ここの関係者って言っている人がいまして・・・』
中川「名前は?」
『紺色屋の植村・・・』
中川「すぐに通して!!」
『わ、わかりました!』
10分後
ガチャッ!
両津「大将、し・・・」
西野「寛太は?!」
星野「高松は?!」
両津「お前ら!なんで来たんだ?!」
西野「少し嫌な予感がしたので・・・」
星野「私は、なあちゃんについて来ました。」
植村「まぁ、そう言うことだ。それで、たこは?」
両津「今戦っている。あいつが、命運を握っている。」
植村「そうか・・・」
両津「驚かないんだな。」
植村「そんな気はしていたさ。」
ドゴーン!!
西野「な、何?!」
高松『中川さん!お願いします!!』
〜〜〜〜
「ぐぉ〜!!」
高松「よっしゃ、当たった。」
「そんなに長居できないんだぞ。」
高松「わかっている!あと5発。」
バシュン!バシュン!バシュン!バシュン!バシュン!
「グ、グォ〜!!!」
高松「よっしゃ!」
全弾命中。
ここから移動する。
あらかじめ設置していたロープからビルから降りる。
ある場所を目指して走る。
ドスン!ドスン!
「おい!来たぞ!」
高松「知ってる!!あと少しだ!!」
まだ距離がある。
よし、そのまま左に曲がる。
「ガァ〜!!ガァ?」
モンスターは、俺を見失った。
高松「こっちだ、ばーか。」
バシュン!
俺はピストルを放つ。
その先にあったのは、ガソリンスタンド。
おわかりだよな?
ドゴーン!
「グォ〜!!!!」
すげぇダメージ入った。
高松「中川さん!今だ!!」
中川『わかった!!』
奥の方でボタンを押す音が聞こえた。
空から鎖が出てきた。
そのままモンスターの動きを止めた。
高松「ザマァねぇーよな!」
俺はモンスターの背中側に周る。
高松「くそくらえ!!」
アサルトライフルを放つ。
背中には、大量の銃がある。
ドゴーン!ドカーン!
「グォォ〜!!!」
全部の銃が爆発した。
体力がどんどん減っていっている。
「が、ガァ〜!!」
モンスターが雄叫びを上げる。
風が吹く。
高松「な、なんだ?」
鎖がちぎられる。
モンスターが少し変化する。
高松「な、なんだ?」
俺の方まで、手を開く。
そして、握る。
すると・・・
高松「お、お?!」
俺が持っているアサルトライフルとサブマシンガンを取られる。
そのまま巨大化した。
高松「おいおいマジかよ。」
俺は、シールドを出す。
ダダダダダダ!!
高松「うぉ?!」
状況がやばい。
だが、やるしかない。
俺は突進をする。
高松「おぉ〜!!!!」
そのままビームサーベルを出す。
狙うは足。
ジュイン!ジュイン!
「ガァ〜!!」
聞いている。
そのまま攻撃を続ける。
15分、それで倒れてくれ!
「ガァァ〜!!!!」
高松「な、なんだ?!」
また雄叫びを上げる。
俺も取られた銃が変形する。
それは・・・
高松「び、ビームサーベル?!」
ジュイン!ズシン!!
高松「うぉ?!!」
まさか、こんな能力が・・・!
ジュイン!ジュイン!
しかも早い!
高松「や、やばい!」
「がぁ〜!!」
避けきれないと思い、シールドを構えたが
ジュ〜ン!
高松「うわぁ〜!!」
熱に耐えられずシールドごと斬られた。
「グォ!!」
高松「ガバァッ!!」
「こ、小僧!!」
ドゴン!ドゴン!ドガララ!!
俺は蹴られて、飛ばされた。
その威力はビルを貫通した。
〜〜〜〜
両津side
植村「嘘だろ?!!」
両津「た、高松?!」
西野「い、いや〜!!」
星野「な、なあちゃん!!」
誰もが終わったと確信した。

満腹定食 ( 2021/12/25(土) 20:08 )