元不良見習いの奮闘記







































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第19章 そんなに構うな!
密接
高松「あ、あの〜。」
西野「何?」
高松「暑い、重い。どけろ。」
西野「あ〜、女性にそんなこと言うなんて、ひどいわ〜。」
高松「棒読みじゃねぇーか!」
俺の上に西野さんが座っている。
クーラーは効いているが、こんなひっつかれると汗をかく。
「高松君のいう通りだよ。なあちゃん、離れなよ。」
西野「えぇ〜、嫌や〜。まいやんも座ってみる?」
白石「私は、いいよ。それよりメイクの時間だよ。」
西野「あ、ほんまや。留守番よろしくね。」
高松「へいへい。」
今日は、西野さんと白石さんの護衛。
飛鳥は、ちょっと前の騒動で個人収録がなくなり、誰かとペアを組んで仕事に行くことになった。
その時の追加報酬は、ウハウハだったのは言うまでもない。
西野「留守番できたら、差し入れあげるわ。」
高松「俺は、犬じゃねぇーよ!」
〜〜〜〜
「はい、今日のゲストは、乃木坂46の西野七瀬さんと白石麻衣さんです!!」
西野・白石「よろしくお願いします!」
今日は、クイズ形式バラエティ番組の収録。
俺は、邪魔にならないように端っこで壁にもたれて待っている。
高松「ふぁ〜、退屈。」
何もない時間だ。
携帯をいじるのは、流石に失礼だと思い楽屋に置いてきた。
一応、西野さんと白石さんを見ている。
それを感じ取っているのか、西野さんがウインクしてくる。
俺は、手を払うことをして収録に集中させるように促す。
俺を犬扱いするな。
〜〜〜〜
「はい、OKです!ありがとうございました!」
収録が終わった。
高松「ふぁ〜、ねむ。」
西野「疲れた〜。」
高松「はい、お疲れ様です。」
西野「おんぶ。」
高松「歩けるだろ。楽屋に戻るぞ。」
西野「けち〜。」
白石「なあちゃん、ここじゃダメだから。」
西野「ん〜。」
白石「高松君、次の仕事は?」
高松「えっと、3時間後に取材だそうです。」
西野「あ、時間あるやん。服買いに行こう。」
高松「いや、ダメです。この間の件がありますから。」
西野「ええやん、強いねんから。」
高松「ダメです。」
西野「ケチ、服くらい買いいや。」
高松「これでいいんだよ。」
俺の格好は、黒のTシャツとジーパンで、アームガードをしている。
別にこれで十分だ。
西野「まいやんも少し変えて欲しいやろ?」
白石「ん〜、ちょっと変えて欲しいかも。」
高松「白石さんは、乗らなくていいんすよ。」
白石「けど、Tシャツはどれくらい着ているの?」
高松「貰い物なんで、わかりません。」
西野「じゃ、決まりやな。見窄らしかったら、私たちも嫌やし。」
白石「それじゃ、近くのメンズのお店に行こうか。」
高松「待て待て、色々許可いるだろ。」
白石「さっき、ライン入れたらOKだったよ。ほら。」
高松「何?!」
西野「じゃ、レッツゴ〜。」
次の仕事までに服を買いに行くことになった。
ちなみに西野さんコーデと白石さんコーデをそれぞれ2つずつ買ってもらった。
金を出そうとしたが、タイミングがなかった。

満腹定食 ( 2021/12/03(金) 09:51 )