元不良見習いの奮闘記







































小説トップ
第17章 ブチギレた時の力は半端ない
不自然なリュックは怖い
すげぇ頑張って顔に書かれた落書きを落とした。
しかし・・・
「剥がしにつくのは、ちょっと無理な時間だな。さっき代わりが入ってくれたって連絡入ったよ。」
高松「やっぱり。で、俺はどうすればいいっすか?」
「んー、代わりに入ってくれた奴の担当が巡回だったから、巡回してくれ。怪しそうな人間がいたら、すぐ報告してくれ。いいな?」
高松「わかりました。で、巡回の場所は?」
「確か・・・この周辺だな。」
平手や菅井さんの周辺を指でなぞっている。
高松「じゃ、すぐ行きます。」
「頼んだぞ〜。あ、次の休み時間にメンバーに注意しとくから、そこんところは気にするな〜。」
高松「うぃ〜す。」
〜〜〜〜
ゾロゾロ、ザワザワ、コソコソ
巡回をしている。
俺の姿を見て、ザワザワしている来客者もいるが・・・
高松「こちら、高松。異常はありません。どうぞ。」
『こちら、巡回本部。了解。引き続き、警戒を怠るな。』
高松「はい、どうぞ。」
何かあったら、欅坂に会いにきてくれた人たちに被害が被る。
引き続き、怪しい人間がいないか巡回する。
〜〜〜〜
高松「こちら、高松。巡回終わっていいっすか?どうぞ。」
『こちら、本部。何もなかったら、休憩に入っていいぞ。どうぞ。』
高松「了解です。どうぞ。」
休憩時間に近づき、人もゾロゾロと出ていく。
怪しい人間は、見当たらなかったため休憩に入ろうと思った矢先・・・
高松「ん?」
扉のところにリュックが置いてあった。
高松「忘れ物か?」
リュックに近づき、確認する。
高松「こちら、高松。忘れ物だと思われるリュックが置いてあります。どうすればいいですか?どうぞ。」
『こちら、本部。リュック?そろそろ終わりなのに?特徴は?』
高松「メーカー名は・・・ないです。色は黒で、使い古された感じがあります。」
『了解。こっちで中身を確認するから持ってきてくれ。』
高松「了解、どうぞ。」
リュックを持ち上げた時
高松「おっも!!」
なぜかリュックが重い。
その時・・・
ピッ!ピッ!ピッ!
高松「ん?時計か?」
またリュックを下ろして、中身を見る。
高松「な、なぁ?!!」
リュックの中身は、時限爆弾が入ってあった。
しかも、残り時間は・・・1分を切っている。

満腹定食 ( 2021/11/22(月) 08:55 )