元不良見習いの奮闘記







































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第17章 ブチギレた時の力は半端ない
身体能力より目
高松「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ・・・きっつ・・・」
シャトルラン、反復横跳び、50m走、ボルダリング等々・・・色々やらされた。
休憩も入れているが、キツすぎる。
俺は、その場に座っている。
中川『一旦、お昼取るから開けるから、待っててね。』
そんなやったのか?
時計がないから、わからなかった。
〜〜〜〜
ガツガツ!ムシャムシャ!ガツガツ!
中川「あ、あの、高松君?」
高松「ふぁ、ふぁい?」
中川「お、落ち着いて食べてね?」
ゴックン!
高松「はい。」
ガツガツ!ムシャムシャ!
中川「あ、あはは〜。」
両津「よく食うな〜。」
中川「先輩が言える話では、ないですよ。」
両津「まぁ、そうだな。」
ゴックン!
高松「それより、昼からは何をするんだ?」
中川「次は・・・格闘技系とちょっとした判断力系だね。」
高松「それなら得意だな。何時からだ?」
中川「14時くらいから始めようと思っているよ。」
高松「じゃ、少し寝る。ふぁ〜。」
両津「わしも寝るとするか。」
中川「はぁ〜、起こしに行きますね。」
〜〜〜〜
14時過ぎ
高松「格闘技系って、言っていたけど・・・」
人体ロボットが目の前に立っている。
しかも、シャドーボクシングもしている。
高松「あれ、人間だろ。」
ほぼ人間の動きに見える。
中川『色んなデータを収集して、今の動きをしているからね。じゃ、始めるよ。』
高松「はぁ〜、まぁいい。久々に暴れてやるよ。」
ブザーが鳴る。
ブン!ブン!
高松「うはぉ?!」
すげぇ早いパンチが、2発打たれる。
すぐ避けるが、人間だろ。
高松「ぬぅ!!」
ドスッ!
1発が入り、ロボットは距離を取る。
高松「まずは、1発・・・」
〜〜〜〜
両津side
中川「すごいですね。色んな人のデータをまとめて集計したロボットを相手に1分かからずに1発入れるなんて・・・」
両津「お、もう1発入れてるぞ。」
中川「す、すごい身体能力ですね。」
両津「身体能力っていうよりも、目だと思うぞ。」
中川「え?そうなんですか?」
両津「あぁ、見てみろ。」
高松は、動きを見ながらロボットのパンチを避けている。
それも全部紙一重だ。
両津「中川、高松が当たった判定は?」
中川「え、あ、はい!データでは・・・え、まだ1発も当たっていません!!」
両津「流石だな。わしもあいつと殴り合ったが、初見でわしの拳を避けたのは、高松くらいだ。」
中川「も、もしかして・・・」
両津「生活が良かったら、わしを超えていたかもな。」
ビー!!!
両津「終わったな。どうだ?」
中川「えっと・・・ま、満点評価です。」
両津「だろうな。」
高松の潜在能力は、まだあるんだろうな。

満腹定食 ( 2021/11/18(木) 17:47 )