元不良見習いの奮闘記







































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第14章 はっぴーはろうぃん
頼った人は・・・
高松「どうするよ〜、角田〜。」
角田「俺にそんなこと言われても何も出来ないぞ。」
白村「大将、一回業者に聞いてみますか?」
植村「その方がいいと思う。頼んだ。」白村「へい。」
平手に言われた後に、作戦会議をしている。
どうにか間に合うようにしたい。
植村「しっかし、あの人のとんでもないことを言うんだな。」
角田「そうっすね〜。俺も手伝いますけど、卵っすよね。」
植村「あぁ、卵が入らなかったら、違う物も考えよう。」
高松「まじかよ。」
植村「まぁ、料亭やホテルの時でも材料が届かなかった時に、こうやって色々考えるんだ。わかったな?」
高松「へ、へい。」
ガララッ!
両津「久々に来たぞ〜。」
高松「あ、両さん。」
植村「・・・あ。」
両津「どうした?」
植村「来て悪いが、両さんあんたに頼みたいことがある。」
両津「わしは、いいぞ。その代・・・」
植村「あぁ、わかっている。頼みたいことは、卵が足りない。」
両津「わしのつてを使って集めろってことだな?」
植村「あぁ、頼む。」
白村「大将、難しいそうです。」
植村「わかった。じゃ、両さん頼むわ。」
両津「わかった。ちょっと待ってろ。」
両さんは、スマホを取り出して電話を掛けている。
両津「もしもし、わしだ。今いいか?」
植村「・・・」
高松「大将?」
両津「あ〜そうか。わかった。ありがとう。」
植村「そうか・・・最後は、あそこだな。」
白村「どこですか?」
植村「最後の砦とでも言うか。」
高松・角田「???」
両津「大将、それより飯くれ。」
植村「ちょっと待ちな。」
ーーーー
次の日
植村「そうですか。ありがとうございます。いえいえ、こちらそこ。あ、その件は、また後日話しましょうか。えぇ、はい。失礼します。」
角田「大将、誰に電話したんですか?」
植村「あぁ、ちょっと待ってろ。たこ、これを捨ててこい。」
高松「へい。」
俺は、段ボールや発泡スチロールを捨てに行く。
植村「あいつの父親だ。」
角田「え?!」
白村「まだなんですか?」
植村「実はな、今の仕事が農業関係の仕事で働いているらしくてな、それで頼ったんだよ。そしたら、すぐに返事が返ってきた。」
角田「へぇ〜。で、卵は、30日に届くんですか?」
植村「そう言うことになる。まぁ、知らない間にあいつは、父親に助けられたんだよ。」
白村「そうなりますね。」
高松「終わりました。」
植村「始めるぞ。」
白村・角田・高松「へい。」

満腹定食 ( 2021/11/07(日) 19:12 )