元不良見習いの奮闘記







































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第14章 はっぴーはろうぃん
見て・聞いて・食べる
高松「あ、うまい。」
中田「でしょ?次こっちね。」
高松「へいへい。」
スイーツの店5軒回っている。
たぶん1年分くらい食っている。
あ、それより何作ろうか。
高松「・・・」
中田「何悩んでいるの?」
高松「ん?何作ろうかなって。」
中田「作る?」
高松「あぁ、今月末の握手会で、スイーツ作って出せって言われたんすよ。」
中田「へぇ〜、大変だね。」
高松「そうなんすよ。それに西野さんの分も作らないといけないから、大変なんすよ〜。」
中田「ん〜、だったら・・・」
高松「ん?」
中田「行き先変更。」
高松「え?」
中田「こっちね。」
高松「あ、ちょっと・・・」
〜〜〜〜
高松「あれ?ここは?」
中田「プリンが美味しいお店。」
高松「ぷ、プリン?」
中田「ほら、行くよ。」
高松「あ、はい。」
店に入る。
瓶に入ったプリンがガラスケースに入ってある。
高松「へぇー、プリンにもこんなに種類があるんだ。」
ミルク、チョコ、いちご等々いっぱいある。
中田「それにここ作っている工程見れるんだよ。」
高松「あれっすか?」
作っている工程が見れるようになっている。
高松「へぇ〜、なんか簡単そうだな。」
中田「それをここで言わないの。」
高松「え?だって・・・」
中田「はぁ〜、ちょっと天然というか抜けているというか・・・」
高松「???」
中田「それより何味食べる?」
高松「ノーマル。」
中田「そうなるよね。」
ーーーー
2日後
俺は、蒸し器の前にいる。
白村「かんぼう、何作るんだ?」
高松「プリン。」
角田「ブッ!」
高松「あ?」
角田「か、かんぼうが、プ、プリン?わっはっは!」
高松「じゃ、角田だけなしな。白村、味見してくれ。」
白村「ん〜、いいぞ。」
角田「まじで、なしか?」
高松「あぁ。」
角田「ま、まじか〜!!」
高松「自分で作れ。冷ましたら、完成だな。」
白村「だとよ。」
作っている工程見たし、調べているからなんとか作れた。
まぁ、あとは味だな。
〜〜〜〜
1時間後
高松「よし、完成。あとは、カラメルをかけて食べてくれ。」
白村「わかった。いただこう。」
白村は、一口食べる。
白村「・・・」
角田「ひ、ヒデさん?」
高松「ど、どうだ?」
白村「ん〜、俺には甘いがいいと思うぞ。」
高松「よっしゃ。」
角田「ヒデさん、俺にも・・・」
白村「だめだ。」
高松「たく、冷蔵庫にあるから食えよ。」
角田「ま、まじか!あざっす!」
角田は、スプーンを持って冷蔵庫に飛びつき、プリンを食べる。
角田「う、うまい!!」
高松「なら、よかった。」
あとは・・・
植村「康太、うるせぇーぞ。たく、なんだよ。」
角田「あ、大将。かんぼうが、プリン作りました。」
植村「お?試作品か?」
高松「へい。」
植村「出してみろ。」
高松「はい。」
作ったプリンを出す。
植村「いただきます。」
一口食べる。
角田「・・・」
白村「・・・」
高松「・・・」
植村「ん、いいだろう。」
高松「しゃ!!」
植村「嬢ちゃん達にいいものを作れよ。」
高松「へい!!」
俺の菓子は、決まった。
植村「それより、プリンでいいがどうやって持っていくつもりだ?」
高松「・・・あ。」

満腹定食 ( 2021/11/06(土) 21:14 )