元不良見習いの奮闘記







































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第11章 虹の始まり
大人の勝手
3日後
平手「で、どうだった?」
高松「問題点はわかったが、原因がさっぱりな状態。」
平手「あ、わかったんだ。」
高松「あぁ。けど、その前にな?」
平手「え?」
高松「柿崎って野郎に変なこと吹き込むなよ。ごら?」
平手「うわ、芽実言ったんだ。」
高松「そのせいで、やばい奴って思われてるじゃねぇーか。」
平手「ごめん。」
高松「許すか。俺の失敗作でも食ってやろ。」
平手「やだ。」
高松「問答無用だ。はい。」
目の前に出す。
平手「え?何これ?」
高松「焼うどん、ナポリタン風。」
ウインナーやピーマン、玉ねぎを使ってケチャップで味付けをした。
味にちょっと物足りない感じがあるため、失敗作だ。
平手「ん、ん?美味しい?」
高松「まぁ、食えや。」
角田「かんぼう〜、手を動かしながらしろよ。」
高松「へい。で、問題点は、何かに絶望していることだな。それがわかればって感じだな。」
平手「あぁ〜、やっぱり。」
高松「あ?原因は、知っているのか?」
平手「まぁーね。」
高松「だったら、すぐ解決だな。」
平手「いや〜、どうかな。や
高松「あ?あ、茄子の味噌和えできました。」
角田「はいはい。このモモ肉の串もな。」
高松「へい。で、なんだ?」
注文の品を出しながら聞く。
平手「ひらがなけやきだけね、追加メンバーが来るの。」
高松「それって仲間が増えるからいいことだろ?」
平手「いや〜、それが誰も知らないところで、進んでたみたいで・・・」
高松「あぁ〜、サプライズか。」
平手「うん、それを知って自分たちの実力がなかったって思ってね・・・」
高松「なるほどなぁ〜。秋元先生も鬼だな。」
平手「そうだね。そこから、自分達に絶望しているって感じだね。」
高松「はぁ〜、大人嫌いなあんたとは違うな。」
平手「うるさいよ。」
高松「はいはい。それより面倒だな。」
平手「なんで?」
高松「自信を持たせるんだろ?俺に取っちゃ難しいお題だな。」
平手「けど、前みたいに私・・・」
高松「それができないんだよ。」
平手「なんで?」
高松「人数だよ。俺には、一気に作れる技師はない。」
今のところ、多くて3人前しか作れない。
それに11人分の飯作るのは、時間がかかる。
俺1人だけでは無理な話だ。
平手「じゃ、どうするの?」
高松「そこを考えているんだよ。」
あのメガネ狸にあった時は、もう少しせびってやろう。
難しすぎるお題だ。
どうするか。

満腹定食 ( 2021/10/26(火) 20:04 )