新人警察官は駆け上がる





































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第7章 津田、帰省するってよ
仕返し その2
十津川「いや〜、津田。いい休日を過ごしただろ?」
津田「まぁ、はい。けど余計なやつもついてきましたがな。」
久々の休みの日
十津川さんに土産を渡すついでにいつもの店に来ている。
土産は、面白い恋人だ。
十津川「いや〜、橋本さんがどうしてもって言うから、教えてあげたんだよ。それに親御さん達も喜んでいただろ?」
津田「えぇ、親は女の子が欲しかったみたいなので、めちゃくちゃ喋っていましたね。」
十津川「それはそれでよかったじゃないか。ほら、今日も私の奢りだ。」
津田「言いましたね。では、どうぞ。」
ガララっと扉が開き、俺の隣に座る。
「失礼します。十津川さん、初めまして橋本奈々美です。」
十津川「あ〜、あなたが橋本さんか。お綺麗ですね。」
橋本「ありがとうございます。」
津田「というわけで、橋本さんの分もお願いしますね。」
十津川「はっはっは、1人くらいいいぞ。」
橋本「あ、あと2人来ますよ。」
十津川「え?」
ガララッ!
「津田さん!来たよ!」
「こんばんわ!」
早川さんと賀喜さんが来た。
津田「ということで、十津川さん。よろしくです。」
十津川「ちょっと待てよ。私の財布が・・・」
津田「カードくらいあるでしょ。ほら、なんでも頼め。」
早川「私は、ビールと唐揚げ!」
賀喜「私も!!」
橋本「私は冷酒で、あん肝。」
十津川「とほほ、津田。お前さんはすごいわ。」
津田「ど〜も。あ、大将。俺は、おでんと熱燗で。」
十津川さんは、やられたという顔をしていた。
今回は俺の勝ちだな。
津田「入れますよ。橋本さん。」
橋本「ありがとう。」
おちょこに冷酒を入れる。
橋本「はぁ〜、美味しい。」
あん肝をつまみ、いい顔をしている。
俺は、こんにゃくにカラシをつけ食べる。
カラシをツーンとした感じを熱燗で流し込む。
津田「ん〜、うまい。」
定番の組み合わせかもな。
さぁ、仕事頑張るぞ。

満腹定食 ( 2021/06/02(水) 22:12 )