新人警察官は駆け上がる





































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第7章 津田、帰省するってよ
帰省
津田「ふぅ〜、帰ってきた。」
新幹線と電車を乗り継いで4時間。
そのあと最寄り駅から歩いて10分。
久々に実家に帰ってきた。
おかんとおとんは、この時間帯は仕事をしている。
荷物を勝手口に置いて、工場に行く。
工場は、実家の裏手にある。
「お?雄介やん!どうしたんや!」
「え?雄介帰ってきたんか?」
津田「帰ってきたわ。おっちゃん。」
この2人は長年務めているおっちゃんたち。
俺が小さい時からお世話になっている。
「雄介?!いつ帰ってきたんや!」
津田「あぁ、今日帰ってきた。」
これがおとんだ。
父「何も言わずに帰ってくるなよ。何にも準備してないぞ?」
津田「いや、俺もいきなり署長に休めって言われて帰ってきたんやわ。別に布団はあるやろ?」
父「せやけど、おかん集金に行ってるからあと30分はかかるで?」
津田「まぁ、ええわ。ちょっと事務所でゆっくりするわ。」
〜〜〜〜
一方その頃
賀喜「まさか歌番組の次の日から連休取れるなんてすごいね。」
早川「そうやね。橋本さんに感謝しやんと。あと、誰に電話してたんやろ?」
賀喜「深い関係って言ってたけど・・・う〜ん。」
遠藤「2人とも何を話しているの?」
賀喜「え?橋本さんが誰に電話してたかって話。」
遠藤「あ〜、そういえば、津田さんが収録に来る前にも橋本さん誰かに電話してたよ?」
早川「あ、もしかして。」
賀喜「聖来?誰かわかったの?」
早川「たぶん?」
〜〜〜〜
母「帰ってくるなら連絡しろや!」
津田「いきなり決まったんやからしゃーないやん。布団出してくるから場所教えて。」
母「あんたは・・・まぁええわ。布団は出したるから晩飯作れよ。」
津田「へいへい。」
1年振りに帰ってきたが、何かと長かったな。
まぁええか。

満腹定食 ( 2021/06/02(水) 10:48 )