新人警察官は駆け上がる





































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第5章 夏にもいいが、この時期にもビール
和風娘はエロすぎる
うまいビールとうまい料理を食べれば元気になる。
そのことで頭がいっぱいだ。
北村「津田〜。最近にやけすぎだぞ。気持ち悪い。」
津田「別にいいじゃないっすか?日々の楽しみがあると仕事が楽しいんですから。」
北村「お前は、本当におかしいよな。何があったか知らねぇーが・・・」
津田「あ、パトロール行ってきます。」
北村「人の話を最後まで聞け!!お〜い!!」
ーーーー
夜勤が終わって仮眠を取り、昼からビールを楽しむ。
これぞ、大人の休日の過ごし方だ。
津田「りんごのビールは、全部呑まれたからこれだな。」
冷蔵庫から出したのは、さかい河岸ズルワリーのペールエール。
苦味の中にグレープフルーツのような香りが漂うバランスの取れたビール。それにJGBA2020金賞を受賞している。
前回のピルスナーは少し残っているので先にそれを飲む。
津田「くぅ〜、やっぱうまいな。」
簡単に目玉焼きとベーコンで一杯決めている。そろそろ缶詰買おうか迷っている。
ピンポーン
津田「たく、誰だよ。」
宅配は頼んでいないから、セールスか宗教の勧誘だろう。
早川さんは、最近インターホン鳴らさずに入ってくるからないと思う。
津田「はいはい、出ま・・・え?」
扉を開けると、別嬪さんが立っていた。
「あ、津田さんですね。」
津田「えぇ、そうですが・・・あ、早川さんの知り合いですか?」
「はい。私、樋口日奈って言います。」
津田「あぁ、この間の番組で・・・」
樋口「はい!覚えててくれたんですね!」
そう、俺が乃木坂さんに料理を振る舞った時に樋口さんはいたのだ。
まぁ、チームは負けて食べられなかったけどな。
津田「あ、立ち話もあれなんで、中にどうぞ。」
樋口「はい!お邪魔しまーす!」
樋口さんを中に入れる。
樋口「あ、ビール。」
津田「あ、えぇ、休みだったので昼から軽く・・・」
樋口「美味しそう〜。まだあります?」
津田「ありますよ。どっちがいいですか?両方とも苦いですが。」
樋口「う〜ん。津田さんが、飲んでるもので!」
津田「わかりました。」
ビールを注ぐ。これでピルスナーはなくなった。次のビールも用意するか。
津田「はい、どうぞ。」
樋口「いただきまーす。ん!美味しいね!」
津田「よかったです。あ、つまみ用意しますね。」
樋口「手伝わなくていいの?」
津田「大丈夫ですよ。すぐにできますから。」
〜〜〜〜
津田「はい、完成。」
樋口「わぁ〜!美味しそう〜!」
おつまみは、明太マヨきゅうりと蒸し鶏のネギソースかけ、椎茸のバター醤油炒めの3品だ。
津田「どうぞ。」
樋口「いただきまーす!」
樋口さんは、少し味を噛み締めて食べる。
樋口「美味しい〜!」
津田「口に合ってよかったです。」
少しの間、ビールと料理を楽しむ。
津田「ねぇ、樋口さん。」
樋口「はい?」
津田「なんで、俺のところに来たんすか?」
樋口「ん〜。聖来ちゃんが、いつも嬉しそうに話してたから行きたいなと思って、聖来ちゃんに聞いたの。」
津田「あ〜、なるほど・・・。」
樋口「聖来ちゃんを怒るの?」
津田「そんなことしませんよ。ただ、髪の毛をくちゃくちゃにするだけですから。」
樋口「聖来ちゃん、かわいそう。」
津田「いつものことですよ。」
樋口さんは、確か俺より年下のはず。
それなのに大人っぽく見えるし、色っぽい。
樋口「聖来ちゃんのことは、どう思っているの?」
津田「姪っ子ですね。向こうも親戚の兄貴として接していますね。」
樋口「へぇ〜。」
津田「なんすか?」
樋口「別に〜。けど、こんなに美味しいビール飲めるのは、ここに来ちゃうね。」
津田「本当は、一人で楽しむために買ったんですがね。」
ガチャっと扉が開く。
早川「また来た・・・って!樋口さん?!」
樋口「やっほ〜。もう始めちゃってるよ〜。」
早川「ずるい!樋口さん!」
樋口「ふふ、ほら!飲も!」
いいビールにいい女性。
これもいいよな。

満腹定食 ( 2021/05/29(土) 10:31 )