新人警察官は駆け上がる





































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番外編 その3 やっぱ、津田だよな
応援要請
小沼side
「おい!そっちは?!」
「今、対応してます!!」
「部長!!明後日の代打は、どうしますか?!」
「いけるメンバーは?!小沼!!」
小沼「あ、はい!えぇ〜と!!」
職場が地獄になっている。
先程、星野さんがすっぱ抜かれたと連絡が来た。
対応しおうにも、大影響を受けているため、全員が走り回っている。
「もういい!だれか!」
「全部津田に任せていたので・・・」
「くっそ!!あぁ〜!!」
部長は、デスクを叩く。
もう職場も空気は、終わっている。
「すいませ〜ん。遅れました。」
「え?!つ、津田?!なんで?!」
津田「戻ってこいって言われました。とりあえず、そこでやりますんで。」
なんで、こんな時に来るんだよ。
〜〜〜〜
数時間前
Prrr
津田「ん?え?秋元先生?もしもし?」
秋元『津田、すまん。星野が週刊文春に抜かれた。』
津田「うわ〜、マジっすか?」
秋元『その反応は、知っていたのか?』
津田「いや、確証はなかったんですけど、そんな雰囲気はありました・・・」
秋元『はぁ〜、まぁいい。すまないが、一回戻ってくれるか?』
津田「喜んで。で、代わりの運転手は?」
秋元『あと、1時間くらいで到着すると思う。』
津田「わかりました。では、今から向かいます。」
〜〜〜〜
「津田!明後日の代打・・・」
津田「阪口さん、楓さん、和田さんですかね。今のところは。」
「だったら、佐藤楓だ!連絡してくれ!」
津田「はいはい。もしもし?楓さん?」
「津田!!これ頼む!!」
津田「電話終わったら、やります。うん、そうそう。すまん。今、データ送るわ。うん、ありがとう。で、書類は?」
「これ!!」
津田「はいはい。」
2週間ちょっと顔を出さなかったら、地獄絵図だな。
津田「えぇ〜と、うわ〜。あ、ラジオの代打は決まってますか?」
「今のところは、決まってないぞ!」
津田「いつまでですか?」
「土曜日に決まればいい!」
津田「わかりました〜。おい、そこの若造。」
小沼「は、はい。」
津田「休憩取ってこい。飯食ってないだろ?」
小沼「いえ、大丈・・・」
津田「じゃないだろ。噛み付いてきた時より細いぞ。ほら、ここはいいから。」
小沼「し、しかし!」
津田「じゃ、今お前は、何ができるんだ?」
小沼「そ、それは・・・」
津田「だろ。ほら。」
小沼「し、失礼します・・・」
若造に休憩を与える。
ほんまに飯食う時間がなかったのか、会った時より、細くなってた。
津田「ついでに、急ぎの仕事を引き受けますよ。」
「すまん!頼む!!」
〜〜〜〜
小沼side
小沼「はぁ〜、なんでだよ・・・」
何もできなかった。
あのおっさんを下ろして、俺がそのポジションに入ろうとしたが、無理みたいだ。
「あれ?小沼じゃん。今、忙し・・・」
小沼「あのおっさんが、帰ってきた。」
「え?マジ?」
小沼「あぁ、休憩取れって言われたけど、実質戦力外だな。」
「おいおい、営業トップに入るお前がか〜。あの人は、何者なんだ?」
小沼「2週間いて、分かったのは、ただのコネ入社じゃないらしい。」
「へぇ〜。」
「おい。」
小沼「ん?お・・・つ、津田さん。」
津田「お?やっと名前言えたか。」
「げぇ。」
津田「なんや?」
「い、いえ!小沼、頑張れよ!じゃ!」
同期は、仕事?に行った。
津田「飯、食ったか?」
小沼「食べました。」
津田「何食った?」
小沼「プロテインバー2本と・・・」
津田「はぁ?食ってないやろ。今、ひと段落したから、いくぞ。」
小沼「え?」
津田「え、じゃない。ほら。」
小沼「お、ちょっと!!」
首根っこを取られて、連れていかれる。
力つえぇ。

満腹定食 ( 2021/09/26(日) 09:34 )