新人警察官は駆け上がる





































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番外編 その2 パラレルワールド
小坂菜緒の場合
津田「お〜し、綺麗になれよ〜。」
俺は、久々の休みにバイクを洗車している。それも兼ねて、ちょっとした整備もしている。
おとんに聞いて、ある程度できるようにしている。
津田「いや〜、俺の愛車は、まだまだ現役だな〜。」
見てて惚れ惚れする。
俺の愛車は、ヤマハ セロー250ファイナルエディション。
ずっと乗り続けないとバイクから呪われそうだな。
「なぁ〜、お兄さん。何してるん?」
津田「見てわからんか?整備と洗車や。久々の休みやし、愛車も綺麗にせんとなって。誰や?」
振り返ると・・・
津田「あ、小坂さん。」
小坂「やっほ〜。」
可愛らしい服装をして、平屋に来た。
津田「あれ?休みやったか?」
時刻は、10時過ぎ。
スケジュールを全部把握しているわけではないが、確か今日は・・・
小坂「昨日、連絡きて休みになったの。」
津田「あ、そうなんや。じゃ、ゆっくりして行けよ。俺は、まだ洗車が残っているからさ。」
小坂「いつ終わるん?」
津田「あと、30分くらい。」
小坂「じゃ、お昼行くのはバイクやな。」
津田「あ?」
小坂「え?そのために洗車してるんやろ?」
津田「そうだが、え?綺麗にしたのに?」
小坂「ええやん。」
津田「えぇ〜。綺麗にしたら使いたくないって〜。」
小坂「ええやん。ほら〜。」
津田「はぁ〜。しゃ〜なしやで。」
俺は、小坂さんを選んだ。
ーーーー
橋本「なんでよ。」
津田「確かに橋本さんは、好きですよ。でも・・・」
橋本「でも?」
津田「あの隣に居たいと思った人間が初めてできたんですよ。」
橋本「それが、小坂さんなのね。」
津田「はい。だから、すいません。」
俺は、深々と頭を下げる。
橋本「はぁ〜、仕方ないか。貴方が消える前までとても仲良かったものね。」
津田「え?」
橋本「知らないとでも?小坂さんと休みが重なれば、ずっと一緒に居たわよね?」
津田「げぇ、なぜそれを・・・」
橋本「坂道メンバー全員が、わかっているわよ。あの2人付き合っている状態だって。」
津田「付き合ってはないですけど、一緒に居て心地よかったですよ。」
橋本「それよ。はぁ〜。まぁ、いいわよ。そのかわり幸せにしなさいよ。」
津田「言われなくてもわかってますよ。」
ーーーー
津田「・・・」
小坂「手が止まってるよ〜。」
津田「おっと、悪い悪い。」
小坂「せっかくなら私のカラーリングにしてくれれば、良かったのに・・・」
津田「ん?できるぞ。」
小坂「え?ほんまに?」
津田「あぁ、次来た時は、その色だな。」
小坂「やった〜!!」
津田「うっし、終わり。拭き終わったら、ヘルメット被れ。」
小坂「うん!ヘルメットは?」
津田「俺の部屋にある。」
小坂「わかった!」
まだ子供だな。
今のバイクは、白と緑だ。
緑の部分を紫にすればいいか。

■筆者メッセージ
誰か描いて欲しいメンバーいますか?
満腹定食 ( 2021/09/16(木) 20:31 )