新人警察官は駆け上がる





































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番外編 戻ったら戻ったできつい
ファンって求めたがる
久々に1人ツーリングを満喫しようと思ったが、菅井父と一緒にツーリングをすることとなり、めっちゃ気まずかった。
そのあと、菅井さんをどうするのかとめちゃくちゃ詰められたが、愛している人がいると言うと、
菅井父(そうか・・・残念だが、これからも友香を頼む。そして、愛してくれ。)
と言われた。
平等に愛するのって、薔薇の道なんだと改めて確信する。
「ねぇ?」
津田「ん?」
「どこ行くの?」
津田「ん〜、山。」
「なんで?」
津田「新鮮な空気を吸いに行こうと思ったから。最近自然に行けてないだろ?」
「わかるけど〜。」
津田「じゃ、降ろすぞ?」
「ひどい。」
津田「はいはい。しっかり掴まってろよ。」
「きゃ!!」
〜〜〜〜
津田「着いたぞ。」
「わぁ〜!!」
前に来た日向坂区の山の上。
秋に紅葉が見れるが、夏前ってこともあり、緑が生い茂っている。
それに空気もうまい。
津田「どうだ?平手さん。」
平手「ものすごくいい!」
津田「だろ?スッキリしただろ?」
平手「うん!」
ベンチに座り、お茶を飲む。
どれを飲んでもうまく感じるだろうな。
平手「ねぇ。」
津田「ん?」
平手「あのカラーリングって・・・」
津田「俺の好きな人のカラーリング。別に欅を意識してねぇーから。」
平手「そ、そっか。」
津田「別に気にしなくていいだろ。終わったことなんだから。」
平手「そ、そうだね。」
津田「まぁ、欅をずっと見てないからあれだけど、ここから俺の推測と持論だから聞き流せ。」
平手「え?」
津田「センターって、まぁ、そこのシンボルになるってことだな。乃木坂の出てくる曲のセンターって言えば、色々出てくるだろ?俺が知る前は、生駒さんや白石さん、飛鳥さんに橋本さんって色々出てきただろ?日向坂も小坂さんや加藤さん、京子さんに美玲さんが上げれるだろ?」
平手「うん。」
津田「けど、欅は?」
平手「ん〜、私?」
津田「そうだな。候補では、ねるさんがいたけど、ファンからすれば、平手さん一択だったろ?」
平手「そうだね。」
津田「そう言う環境を作ってしまった運営もそうだけど、平手さんの溢れる表現力を越えれる人が、いなかったんだろうって、俺の推測。」
平手「・・・」
津田「その曲を望むべき姿が、センターってことだな。だから、それを表現した。いや、表現ができてしまった。だから、ずっとセンターにいることになった。それがその時の平手友梨奈。だから、今の櫻坂は、センター変えてるだろ?固まらないようにしているけど、それはそれで、気に入らないファンからしたら、罵詈雑言が来るってことだな。」
平手「・・・」
津田「ファンって贅沢なんだよ。色々求めたいから。だから、それに飲まれてしまった。それだけなんだよ。」
平手「・・・」
津田「以上が、俺の勝手な推測と持論。よし、行こうか。」
平手「待って。」
津田「ん?おふ。」
平手さんに抱きつかれる。
平手「津田さんみたいな人に早く出会いたかった。」
津田「それは、それで贅沢だな。」
平手「そうだね。」
津田「よしよし、いっぱい甘えろ。」
平手「じゃ、津田さんのお金で美味しい物食べに行こ?」
津田「いいぞ。ほら、早く乗れよ。」
平手「はぁ〜い!」
平手さんの抱きしめる力が強くなる。
相当きつかったと思う。
色んな人間から言われ、それに真似されて、それを流さずに全部受け止めたんだろう。
ソロで活動するのも相当な決断だったんだろう。
それでも人前に立ち、表現をする。
それが彼女の強さだ。
だから、俺はそれを尊重し、守りたいと思った。
今は、近くに入れることが多いから、なんとか支えたやりたい。
それが今、俺がしたいことだ。

■筆者メッセージ
深夜のテンションで書いてしまいました。
自分でも何書いているか少しわかりません笑
満腹定食 ( 2021/08/29(日) 23:12 )