新人警察官は駆け上がる





































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第33章 その先に見えたもの
駆け上がったその先に
1ヶ月後
北村「おい!杉山!これ、どうなんてんだよ!!」
杉山「す、すいません!!」
北村「平松!資料をもっとわかりやすくしろ!!」
平松「わ、わかりました!!」
北村「お前ら、あの中で揉まれたんだろうが!!今度ミスったら、ぶん殴るからな!!」
杉山・平松「り、了解です!!」
「うわ〜、こぇ〜。」
「北村部長、なんでカンカンなんだ?」
「あれじゃねぇ?津田って人が、自分の部署に来なかった・・・」
北村「そこ!!手を動かせ!!今日は、残業だからな!!」
「「「えぇ〜!!」」」
北村「文句ある奴は、出てこい!!この仕事終わるまで帰らせねぇーからな!」
怒号が飛ぶ坂道警備部署
人数も部署も多くなり、北村部長はものすごい人数の部下ができている。
北村「たく、津田がここに来たからねぇーから・・・平松!杉山!!あいつらが帰っても、お前らは、サービス残業だからな!!」
杉山・平松「う、うっす!!」
北村「はぁ〜、来年は、津田を絶対にこの部署に来させてやる。」
〜〜〜〜
津田「ブシャッ!!」
早川「わぁ?!」
津田「あ、すまん。」
早川「もう〜、花粉症?」
津田「多分?まぁ、いい。それより収録時間だぞ。」
早川「うん!ご褒美は、今週のお休みの日にちょうだい!!」
津田「はいはい。」
俺は、坂道のマネージャーについている。
警備部署に配属されると思ったが、まさかのマネージャーと言い渡された。
秋元さんから、頼むの一言だけ。
まぁ、それを望んで俺を雇ったんだろう。
津田「ん?」
橋本[今日の夜、空いてるよね?拒否権はないよ。]
津田[はいはい。覚悟しときます。]
そして、橋本さんと半同棲している。
橋本さんから直接
橋本(私から離れないようにするから、これつけて。)
と指輪を渡された。
結婚指輪ではなく、ペアリング。
なので、今も薬指につけている。
まぁ、これでよかったんだろう。
早川「津田さん!!」
津田「ん?」
金川「私たち、津田さんのために頑張るよ!」
津田「俺だけじゃなくて、テレビを見てくれている人たちに頑張れや。」
賀喜「じゃ〜、ご褒美はビールで!!」
津田「はいはい。じゃ、行ってこい。」
4期生全員送り出す。
遠藤「あの、津田さん。」
津田「ん?」
遠藤「お、お鍋がいいです・・・」
津田「あぁ〜、あれか。まぁ、多分あるから作ってやるよ。自分の最大限できることをやれよ?なぁ?」
遠藤「はい!さく!頑張ります!」
津田「よし!行ってこい!」
さくらさんを送り出す。
これが、俺が駆け上がって見つけたものだ。
この先もずっと見続けたい。
だから、あいつらを守ろうと思う。

■筆者メッセージ
これで終わろうと思います。
ありがとうございました。
この小説を書いていくうちに、いろんなメッセージや意見も送られてきて、納得することもありましたし、やってしまったなぁ〜って思うことばかりでした。
でもこんな小説にもリクエストくれたり、応援してくれる人がいたのがよかったです。
物語は完結しますが、スピンオフ的な話は、リクエストがあれば書こうと思います。
次の小説は、近々出そうと思っています。
追記ーー
完結にしていましたが、連載にします。
番外編が終わり次第、完結にさせてもらいます。
満腹定食 ( 2021/08/27(金) 21:34 )