1時間前
津田「で、これって・・・」
杉山「ロボット？俺たちが操作するのか？」
平松「その前にコントローラーが、ないぞ？」
黒田「これを着てもらいます。」
杉山「まじか！着れるのか！！」
黒田「はい、フルスキンのパワードスーツになっています。それに背中にあるブースターは、使い方によりますが1時間は使えます。」
平松「それより、2人しかないぞ。」
津田「じゃ、俺と杉山だな。」
杉山「そうだな。平松は、他の方法で戦え。」
平松「くそー、黒田さん、他にいいのありませんか？」
黒田「ドローンがあります。操作できますか？」
平松「やってみます！」
黒田「でも、どうしますか？」
津田「俺と杉山で挑発して、運転者を出させて、平松のドローンで攻撃して人質を救おう。」
杉山「それで行こう。平松！大事な仕事だぞ！」
平松「わ、わかってる！！」
〜〜〜〜
先回って、ストーラーの前に立ちはだがっているが、あまりのでかさに呆然としている。
マイクで挑発したが、怖さが勝っている。
杉山「デカすぎだろ。」
津田「やべぇーな。けど、あんまり情報がない。心してかかれよ！」
杉山「あぁ、行くぞ！」
盾を構えて、マシンガンを撃つ。
全て弾かれる。
杉山「硬すぎだろ。」
津田「近づいて攻撃する！」
至近距離での射撃で、ダメージを負えると思ったが。
『近寄るな！！くたばれ！！』
シャベルやフォークグラップルを振り回される。
津田「危ねぇ！！」
杉山「おわっ！！」
めちゃくちゃ速い。
津田「重機の速さじゃねぇーぞ！」
杉山「口動かす前に身体を動かせ！死ぬぞ！！」
全然出てこねぇ。
津田「くそっ！まだかよ！！」
杉山「埒があかないし、スモーク弾投げるぞ！」
津田「わかった！3、2、1！行け！」
杉山が2個スモーク弾を投げる。
辺りが、真っ白になる。
津田「今だ！」
杉山「うぉ〜！！」
近づいて攻撃をしようするが
「おい！近づくな！この女を殺すぞ！」
運転者は、操縦席から出てきた。
手には、刃物を持っている。
俺と杉山は立ち止まる。
真っ白な煙も無くなる。
津田「くっそ！」
杉山「マジか！」
演技をして、動揺をするふりをする。
平松！今だ！
ドローンが、運転者に近づく。
そのまま当たれ！
「ん？なんだ？」
津田「ヤベェ！」
杉山「気づかれた！」
「潰してやる！！」
橋本「きゃ！」
旋回して、フォークグラップルを振り回してドローンに直撃する。
無残な音を立てて潰れる。
津田「はっはっは、やべぇ。動力部分を攻撃するしかないわ。」
杉山「そうみたいだな。」
「お前らも潰してやるわ！！」
橋本「きゃ！！」
ぶんぶん振りまわる。
杉山「下に潜って攻撃する！牽制よろしく！」
津田「あいよ！！」
俺は、照準バイザーをつけ、狙いを定める。
そして、的確に操縦席に撃つ。
しかし、ボディしか当たらない。
津田「くそっ！杉山！行け！」
杉山「わかってるわ！」
ブースターをつけ、ストーラーの下に潜り込もうとするが、
「ばかか！こうしてやる！！」
キャタピラーの間からサッカーボールみたいなロボットが出てくる。
杉山「なんだ？」
そのロボットは、杉山に近づく。
そして・・・
バーン！
自爆した。
杉山「ぐわぁ〜！！」
津田「杉山〜！！くそ！！」
俺は、とにかくマシンガンを撃ち続ける。
しかし、ボディが硬い。
「ちょこまかと！！こうしてやる！」
緑のレーザーを放った。
津田「はぁ？！ぬぉ？！」
放たれた場所は、溶けている。
津田「マジかよ。」
「さっさと死ねや！」
レーザーとフォークグラップルの攻撃が続く。
避けるのが精一杯だ。
津田「くそ！出し惜しみしてたら、やられる！」
スモーク弾を投げる。
また真っ白になる。
「またかよ！ころ・・・」
橋本「やめて！」
橋本さんが体当たりをする。
「のわ！！」
ストーラーの動きが止まる。
津田「止まりやがれ！」
黒田から聞いた動力部分を攻撃しようと正面に出る。だが・・・
カチカチ！
津田「弾切れ？！」
ガシっ！
フォークグラップルで挟まれる。
津田「くそっ！」
「死ねや！」
地面に叩きつけられそうになるが、ブースターをつけ、衝撃を少なくする。
津田「ぐわぁ！」
耐えたと思ったが、さっきのロボが出てくる。
津田「ヤベェ！」
すぐに立ち上がり、体制を立て直そうとまたブースターをつける。
しかし、勢いが強すぎて空中に止まってしまう。
津田「あ・・・」
「はっ！くたばれ！！」
シャベルでどつかれる。
ブチっ！メキャメキャ！
津田「っ！！」
そのまま森の中へ飛ばされる。
橋本「あ！！津田君！！」
「これで邪魔いなくなった！行くぞ！」
そのまま進むイビルインストーラー。
これで打つ手立てがなくなった。