扱いづらい?
緊急配備がされて、規制線が張られる。
「で、犯人の姿を見たのは、お前だけか?」
津田「はい、逃げて行く姿を見ました。ライフル銃みたいなものを持って逃げて行きました。」
「おい!逃走経路は?!」
「はぁっ!足跡を確認できました!しかし、その後、バイクで移動したと見られます!」
「じゃ、防犯カメラを確認しに行け!コンビニかどっかの家にあるだろう!」
「はぁっ!」
とにかく、今は逃げた犯人を捕まえることだ。
「すいません、いいですか?」
「なんだ?」
「津田を呼んでいる人たちがいまして・・・」
「あ?まぁいいわ。もう用はないからそっちに行け。明日捜査本部置くから、相棒と来い。」
津田「はっ!」
「では、こちらに。」
呼んでいるやつは、たぶんあいつらだ。
久美「津田さん!」
津田「どうしたんや?誰も来ないのか?」
高瀬「来てくれるらしいんやけど、まだ帰っちゃダメって。」
津田「無関係だろ?なんでだ?」
美玲「実は、ゲストの人が私たちの先輩で・・・」
津田「え?あ、平手友梨奈が?」
京子「そうなの。なぜか、疑われていて・・・」
津田「はぁ?どこだ?ちょっと待ってろ。」
無線を繋いで平松を呼び出す。
津田「こちら、津田。平松、応答せよ。」
平松『こちら、平松。どうした?』
津田「今どこにいる?」
平松『さっきまで、遺体の状態を報告していたが?』
津田「すまないが、平手友梨奈が何されているか聞いてくれるか?ついでに、日向坂の解放はまだかも。」
平松『あ、わかった。ちょっと待ってろ。』
津田「俺の同僚が聞いてくれるらしいわ。」
丹生「平手さんは、大丈夫なんですか?」
津田「それはな〜、俺に言われてもわからん。何か見ている可能性があるからなぁ〜。」
平松『こちら、平松。日向坂はあと10分くらいで解放だそうだ。平手は、指揮官と接触していたから、残されているらしいわ。』
津田「本人は?」
平松『無言らしい。』
津田「はぁ〜、北村さんが来るまで、どうにかするわ。」
平松『了解。俺も説得してみるわ。』
津田「すまん。よろしく。久美さん、あと10分くらいで解放だそうだ。平手友梨奈は、まだ時間かかるらしい。」
久美「そんな!!」
津田「今から俺も説得するから北村さんに言っといてくれ。」
久美「わ、わかりました。」
俺は、平松がいるところへ向かう。
〜〜〜〜
津田「平松〜。どうだ?」
平松「ダメだな。離してくれない。」
下っ端の人間の意見は、受け入れてくれないのか〜。
津田「はぁ、もう少し時間稼ぐか。すいませ〜ん。」
「あ?お前・・・」
津田「あ、どうも。」
機関車殺人事件の指揮を取っていた人だった。
平松「知り合いか?」
津田「ちょっとな?あの、平手さんの解放はダメなんすか?」
「いや〜、何かを見ている可能性が高いから聞いているだけなんだが、全然話してくれないんだよ。」
津田「だったら、解放すべきだと思います。それに会社の人たちも来ると思うので、今日はこれで解散でいいんじゃないかと・・・」
「ん〜、そうだな〜。そうするか。今日は、遅いから明日にするわ。」
津田「ありがとうございます。では、連れて行きますね。」
平手さんがいるところへ行く。
津田「えぇ〜と、平手さん?」
平手「・・・」
津田「こんな時間まで待たしてごめんね。もうこの後用はないから北村さんのところへ行こうか。」
平手さんは、縦に首を振る。
平松「無愛想だな。」
津田「聞こえてるぞ。案内するね。」
日向坂の方へ歩く。
北村「津田〜、こっちだ。」
津田「お連れしました。じゃ、どうぞ。」
北村さんやスタッフさんのところへ行く。
日向坂の方は、見向きしない。
津田「北村さん、もしかしたら明日また警察の世話になるかもしれないのでそれだけ報告しときます。」
北村「あぁ、わかった。警察署ではなくて会社で話聞いてもられるように頑張るわ。」
津田「えぇ、あと平手さんって・・・」
北村「あんまり人を信用できないんだろう。俺も話聞いてたけど、俺もあんまり話せてない。あとは、一緒に踊ってる奴らに任せるわ。」
津田「そうっすか。じゃ、俺も交番に戻りますわ。」
北村「あぁ、お前はどうなるんだ?」
津田「一応、明日は捜査本部に出向く見たいです。そのあとはわかりません。」
北村「十津川さん次第だな。頑張れよ。」
津田「あざっす。じゃ。」
俺は、その場を後にする。
明日の捜査本部の出方で坂道本社の味方につこうと思う。