新人警察官は駆け上がる





































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第28章 キャンプイン夏
味の好みは人それぞれ
3坂で対決することになった。
俺の意見は、通らず何で対決するか話し合いになって、夕飯時ってのもあり、料理対決になった。
材料は、色々と揃っているから何を作るのかは、あいつらにおまかせにする。
まぁ、意見が通らないなら別になんでもいいやと投げ出している。
何言っても通らないなら好きなようなことさせてもらう。
大園「津田さん?何してるの?」
津田「とうもろこし焼いてる。」
暇すぎるからとうもろこしを焼いている。
丸々一本置いてあるの見てウキウキしている俺がいた。
焦げ目がついてきたので醤油を塗って味付けをする。
大園「桃子も食べていい?」
津田「だめだ。欲しかったら取ってこい。」
調理場では、わいわいしている声が聞こえている。
〜〜〜〜
乃木坂side
林「奈於〜、これどうすればいいの?」
弓木「それは、切って鍋に入れて〜!」
早川「これは?」
弓木「それは・・・」
乃木坂は弓木を中心に手際良く進んでいる。
さすが大家族の子だわ。
「弓木ちゃん、これやっとくよ。」
弓木「吉田さん、お願いします。」
吉田綾乃クリスティーさん。
3期生のお姉さんの立ち位置。
それに無意識なのかほっぺたをぷくっと膨らしたり、下唇を出したりしている。
「綾〜!これどうするの?!」
吉田「これは、こうして。理々杏。」
伊藤理々杏。
僕っ子で、実年齢より幼く見える。
「綾〜!下見て〜!!」
吉田「え?何もないよ。」
下を見る吉田さん。
「キュンです!」
吉田「うわ、やられた。珠美!手伝いなさい!」
阪口珠美。
今時の言葉を使う現代っ子。
俺には、なにがいいのかわからん。
まぁ、そんな感じで色々やっている。
〜〜〜〜
櫻坂side
茜「キビキビ動きなさい!!」
「「「はい!」」」
茜軍曹の元で、キビキビしている。
いや、さすが櫻坂軍隊。
一瞬俺の方を向いてきた。
背筋が凍った。
増本「茜さん。これ、どうですか?」
茜「ちょっと違うな〜。これを・・・」
姉妹だな。
大沼「難しい〜。」
井上「でも、こうすれば・・・」
幸坂「こうじゃない?」
何かと奮闘している。
〜〜〜〜
日向坂side
久美「それじゃ、行くよ!!」
「「「おぉ〜!!」」」
楽しくやっている。
グループの雰囲気だな。
富田「愛萌〜!これはどうすればいいの?」
宮田「これはね・・・」
高瀬「久美〜、どうしたらいい?」
久美「えぇ〜、本当に?」
高瀬「うん。」
ここも料理をあんまりしてないメンバーがいるので苦戦している。
美玲「こうなるよね〜。」
久美「明日、できないメンバーで料理してもらうかな。」
宮田「それは、楽しいそうですね!」
地獄絵図になりそうやからやめて欲しいと心から願うわ。
〜〜〜〜
早川「はい!食べてや!」
茜「残したら承知ないわよ!」
久美「それで、どれが美味しかったか決めてね!」
津田「って、えぇ〜。」
3坂ともカレーだった。
カレーって普通に作るのもいいが、入れるものによって味が変わったりする。
一回食べてみるか。
津田「いただきます。」
まずは、乃木坂から。
津田「うん。うまい。これは・・ハチミツとコーヒーを入れたな?」
早川「嘘!なんでわかった?!」
津田「ちょっと苦味と甘味が強いからそう思った。」
早川「すごい・・・」
次は、櫻坂。
津田「辛口だな。けど、まろやかだな。これは・・・マヨネーズ?」
茜「すごい!!当たり!」
津田「けど、これが俺の好みかな。」
茜「本当?!やった!!」
最後に日向坂。
津田「お?鶏か?」
久美「そう!ヨーグルトでつけて美味しくしたよ!」
チキンカレーは、辛口のカレーよりも好きだな。けど、味だ。
津田「ん〜、うまい!」
久美「1番反応がいいじゃん!」
津田「いや〜、うまいな。」
3坂ともうまい。
とりあえず完食する。
早川「どう?」
茜「どれがいい?」
久美「私のところでしょ?」
早川「待ってくださいよ!乃木坂ですよね?!」
茜「いやいや、櫻坂も負けてないわよ!」
バチバチと聞こえる・・・
どうっすか・・・
津田「じゃ・・・」


■筆者メッセージ
久々に七七四さんからメッセージが来てちょいと嬉しくなりました。
平手友梨奈は、次の章で出そうと思います。
津田を独占するグループはリクエストで決めたいと思います。
満腹定食 ( 2021/07/28(水) 16:50 )