新人警察官は駆け上がる





































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第2章 異動騒動
離れたくない
津田「おばちゃん、ここかい?」
「そうだよ、ここだよ。ありがとうね。お巡りさん。」
津田「いえいえ、それじゃ自分はこれで。」
パトロール中に両手に買い物袋を持ち、リュックを背負ったおばあちゃんがいたので、家まで送り届けた。
津田「あ、時間だ。」
〜〜〜〜
キキィー!ガシャン!
津田「ただいま戻りました。」
「お疲れ様。」
津田「って、駒田さん?!」
交番に戻ると駒田さんがいた。
津田「今日は何の予定が?」
駒田「いや、こないだの会議でな。」
津田「あ・・・」
〜〜〜〜
津田「移動ですか・・・」
駒田「正式に決まった訳ではないが、次に何かあればすぐ移動となるって言われたよ。」
津田「まぁ、覚悟はしています。ないように頑張りま・・・」
駒田「お前は、何か守ろうとするとあまり先のことを考えないから無理だろうな。」
苦笑いしながら駒田さんは俺に指摘する。
津田「す、すいません。」
駒田「いいんだよ。それにお前みたいな真面目に久々に会えてまた仕事にやる気が出てきたしな。俺は、これから帰るからしっかりしろよ。」
津田「はい!頑張ります!」
ーーーー
2日後
早川「どうしたん?元気ないやん。」
津田「ん?いや、そんなことはない。」
また早川さんが部屋に遊びに来た。
このことを言おうか迷う。
一応業務内容は、外部者に言ってはいけない。だが、これは業務に入るのだろうか。
早川「ほんまにどうしたん?」
津田「だから、大丈夫やって。」
早川「聖来のことを嫌いになったん?」
津田「嫌いになるわけないだろ?ほら、グッズだってあんなにあるのによ。」
早川さんの最新グッズはできる限り買っている。
金かけるのは、だいたいバイクか酒くらいにしかかけないからたっぷり貯まっている。
早川「お仕事で嫌な思いしたん?」
津田「ん〜、そうだな。けど、業務内容は言えないからこれ以上は言えないわ。」
早川「そんな〜。あ!次の休みって3日後やんな?!」
津田「え、あぁ。」
早川「んふふ!いいこと考えた!」

■筆者メッセージ
少しばかり空いてすいません。
この小説はゆるーくやる予定なので長い間空く可能性があるのでそこは、悪しからず。
満腹定食 ( 2021/05/08(土) 20:40 )