新人警察官は駆け上がる





































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第27章 炸裂!文春砲!!
気にしたって変わらない
太陽町駅前喫茶店
橘「いや〜!やっと終わりましたね!」
津田「そうだな。橘、あんたのおかげだわ。」
橘「いえいえ、津田さんにはこれからもお世話になると思いますので・・・」
津田「だからって、捜査情報や坂道に対する情報は、話さないからな?」
声を低くして牽制する。
橘「わ、わかってますよ〜。けど、津田さんは、大丈夫ですか?」
津田「何がだ?」
橘「ネットに記事が残ってしまいましたよ。」
ネットの方にも記事が載っていたことを今知る。
まぁ、ある程度の記事は、十津川さんが会社を訴えるって言ったら、少しばかり嘘の記事を書いていたと公表してくれた。
津田「あぁ〜、別にいいんじゃねぇーか?」
橘「ですけど、ずっと残りますよ。デジタルタトゥーってやつですよ!」
津田「別に俺の名前が、書かれているわけじゃないだろ?気にしてたら、生きていられなくなるわ。」
橘「ず、図太い・・・」
津田「うるせぇーな。ずっとつくもんだから気にしていたら何もできないわ。ふんじゃ、帰るわ。」
橘「あ、はい。お代は、俺が・・・」
津田「待て、俺も払う。」
橘「いえいえ、いい経験ができましたから、俺が全部出します。」
津田「流石に悪い俺が出す。」
橘「いえ、ここは・・・」
伝票の攻防になる。
結局俺が橘に金を渡して帰った。
寄るところがあるからすぐに出て行った。
ーーーー
別の休みの日
バイクを走らせる。
文春砲を喰らってからバイクには乗れず、西村さんの車を借りて買い物に行っていた。
こうやって風を感じて走れるのは、いいことだ。
津田「気持ちい〜!!」
「ちょっと!!ちゃんと前に見て走ってよ!」
津田「分かってますよ!しっかり掴まってくださいね!!」
少しアクセルを蒸す。
「きゃ!!」
津田「あと少しで着きますからね!」
〜〜〜〜
津田「ふぅ〜、最高〜。」
「もう少し安全運転できないのよ!!警察官でしょ!!」
津田「いいじゃないっすか?俺だって色々溜まっていましたからね?」
「たく、今度から車にしてもらうかしら。」
津田「その前にバイクで来いって言ったのは誰なんだよ。白石さん。」
白石「久々の休日だからいけないところに行ってもらおうと思ったのよ!でここ!」
少し古い家が、着いた。
それに開店前なのか人が並んでいる。
津田「ここなんすか?」
白石「卵かけご飯が食べ放題のところ!早く並ぼ!」
目をキラキラさせている白石さん。
津田「はいはい、わかりました。」
別に今回の件を気にしていないとは言い切れないが、白石さん達みたいに色んな記事がネットに載り、長年有る事無い事言われて生きているのと比べたら少しなものだ。
それに今日も誰かのネット記事や暴露話が載った雑誌が発売されている可能性がある。そんなことを考えていたら、生きづらくなる。
それに俺が悪いしな。
白石「津田く〜ん!早く!!」
津田「わかりましたって!!」
今は、卵かけご飯を食らおう。

■筆者メッセージ
この章は、終わります。
さおさんのリクエストはまだ待っていただきたいと思います。
次は、多分ベビーリスナーの方だと思います。その方のリクエストを書いて行きたいと思います。
あと、この小説を書いていると現実的に考えている人がいてくれてます。
そんな人からメッセージをもらうのは、ちゃんと読んでくださっているんだなって思えて嬉しくなっています。
こんな小説ですが、これからもお付き合いください。
満腹定食 ( 2021/07/26(月) 19:50 )