新人警察官は駆け上がる





































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第24章 周りを見ろ
姐さん?姉さん?
この間は、佐々木さんに膝のことを言ってしまいそうになった。
けど、なんとか誤魔化せた。
本当に口が滑りそうだわ。
言ったら、楽になるんだけどな・・・
「もしも〜し?」
津田「うぉ?!びっくりした〜!!」
理佐さんと小林さんが家に入ってきた。
理佐「インターホン鳴らしたのに、全然出てこなかったから合鍵使っちゃった。」
津田「あぁ〜、すいません。」
小林「ぼぉ〜としてどうしたの?」
津田「最近仕事が忙しくて・・・」
理佐「大丈夫?」
津田「えぇ、その前に理佐さんの方ですよ。」
理佐「大丈夫だよ。あれから吐き気もないし、簡易キットでも、陰性だったから気にしなくていいよ。」
津田「そうですか・・・よかった。」
小林「あれは、焦ったね。」
津田「はい。」
本当に焦った。
理佐さんが妊娠したら俺の責任だ。
本当に妊娠していたら、俺は罪悪感で押し潰されていただろう。
それに週刊誌に撮られて人生も終わっていたと思う。
2人は、俺の両隣に座る。
理佐「いいの。それに私も誘ったのが悪いし。」
津田「いや、ちゃんと確認してなかった。俺が悪いんです。」
理佐「もう〜、そんなに卑下しないで。」
津田「え?」
そっと抱きつかれる。
理佐「最近のこと聞いてるよ。暗いって。」
津田「いや、普通ですよ。」
小林さんもそっと抱きついてくる。
小林「そんなに私たちが信用できないの?」
津田「いや、そうじゃなくて・・・」
小林「何を隠そうとしているの?」
津田「隠していませんって。」
理佐「なんで強がるの?」
津田「いえ、別に?」
理佐「久美ちゃんから聞いたよ。言いかけたのに、誤魔化されたって。」
やっぱり、気になっていたか〜。
津田「いや、違うことを言うとしてたんで、やっぱりいいかってなりました。」
理佐「本当?」
小林「嘘ついてない?」
津田「はい。」
嘘だ。左膝の状態が良くない。
理佐「言わないなら、力づくで。」
小林「そうだね。ほら、行くよ。」
津田「え?飯は?酒は?」
理佐「後でいいの。」
小林「ほら、行くよ。」
津田「ちょ、ちょっと!!」
夕日が綺麗な時間帯にヤる。
ゴムは、新しく買い替えて少し分厚めのやつを買った。
2人とも、少し残念がっていたが破けるリスクを減らすためだと説得した。
それだったら、回数ヤるって言われて、久々にカラカラされました・・・。
その後の飯とビールはうまかった・・・

■筆者メッセージ
明日は、更新出来なさそうなので多めに投稿しときます。
満腹定食 ( 2021/07/12(月) 20:57 )