姐さん?姉さん?
この間は、佐々木さんに膝のことを言ってしまいそうになった。
けど、なんとか誤魔化せた。
本当に口が滑りそうだわ。
言ったら、楽になるんだけどな・・・
「もしも〜し?」
津田「うぉ?!びっくりした〜!!」
理佐さんと小林さんが家に入ってきた。
理佐「インターホン鳴らしたのに、全然出てこなかったから合鍵使っちゃった。」
津田「あぁ〜、すいません。」
小林「ぼぉ〜としてどうしたの?」
津田「最近仕事が忙しくて・・・」
理佐「大丈夫?」
津田「えぇ、その前に理佐さんの方ですよ。」
理佐「大丈夫だよ。あれから吐き気もないし、簡易キットでも、陰性だったから気にしなくていいよ。」
津田「そうですか・・・よかった。」
小林「あれは、焦ったね。」
津田「はい。」
本当に焦った。
理佐さんが妊娠したら俺の責任だ。
本当に妊娠していたら、俺は罪悪感で押し潰されていただろう。
それに週刊誌に撮られて人生も終わっていたと思う。
2人は、俺の両隣に座る。
理佐「いいの。それに私も誘ったのが悪いし。」
津田「いや、ちゃんと確認してなかった。俺が悪いんです。」
理佐「もう〜、そんなに卑下しないで。」
津田「え?」
そっと抱きつかれる。
理佐「最近のこと聞いてるよ。暗いって。」
津田「いや、普通ですよ。」
小林さんもそっと抱きついてくる。
小林「そんなに私たちが信用できないの?」
津田「いや、そうじゃなくて・・・」
小林「何を隠そうとしているの?」
津田「隠していませんって。」
理佐「なんで強がるの?」
津田「いえ、別に?」
理佐「久美ちゃんから聞いたよ。言いかけたのに、誤魔化されたって。」
やっぱり、気になっていたか〜。
津田「いや、違うことを言うとしてたんで、やっぱりいいかってなりました。」
理佐「本当?」
小林「嘘ついてない?」
津田「はい。」
嘘だ。左膝の状態が良くない。
理佐「言わないなら、力づくで。」
小林「そうだね。ほら、行くよ。」
津田「え?飯は?酒は?」
理佐「後でいいの。」
小林「ほら、行くよ。」
津田「ちょ、ちょっと!!」
夕日が綺麗な時間帯にヤる。
ゴムは、新しく買い替えて少し分厚めのやつを買った。
2人とも、少し残念がっていたが破けるリスクを減らすためだと説得した。
それだったら、回数ヤるって言われて、久々にカラカラされました・・・。
その後の飯とビールはうまかった・・・