新人警察官は駆け上がる





































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第20章 バカ➕脳筋➕秀才=最強?
番外編 約1ヶ月遅れのホワイトデー
4月のある日
Prrr
津田「ん?誰だ?」
登録していない番号。
一回出てみるか。
津田「はい、もしもし?」
『やっほ〜、落ち着いた?』
津田「その声は・・・理佐さん・・」
理佐『そうだよ〜。あ、お菓子ありがとうね。』
津田「いえいえ。」
3月14日にチョコのお返しとして抹茶ロールを送った。
菅井さんからは中々好評だったと聞いている。
理佐『それより落ち着いた?』
津田「あ・・・」
理佐『忘れてたんだ〜。』
そう言えば、お返しは食事って言ってたな・・・
津田「すいません。3日後は夜勤明けです。」
理佐『その日は、休みだから空けといてね。』
津田「わかりました。で、どこに行きますか?」
理佐『え?それは探しといてよね〜。』
津田「あ、はい。わかりました。」
理佐『あと、バイクで来てね。ヘルメット・・・』
津田「こっちで用意しますよ。じゃ、3日後で。」
理佐『よろしく〜。』
ヤベェ〜、すっかり理佐さんとの約束を忘れてた。
それよりどこへ行こうか・・・。
小坂「津田さん?」
津田「ん?どうした?」
小坂「どこか行くんですか?」
津田「あぁ、3日後は1人で食べてくれ。」
小坂「わかりました。」
とりあえず飯どこにするか。
ーーーー
3日後
仮眠を取り終えて、理佐さんを迎えに行く。
理佐「おぉ〜、時間通り〜。」
津田「人を待たすのは嫌いですからね。はい、ヘルメット。それじゃ行きますよ。」
理佐「どこに行くの?」
津田「ジビエ料理の店です。」
〜〜〜〜
バイクで1時間くらいかけて日向坂区にある山に来ている。目の前にはロッジが佇んでいる。
理佐「なにここ。すごい。」
津田「でしょ。行きますよ。」
中に入り、
津田「すいません。予約した津田です。」
「はい、津田様ですね。こちらへ。」
そのまま案内される。
「こちらメニューになります。では、ごゆっくり。」
理佐「猪、鹿、熊・・・普段食べない動物ばかりだね。」
津田「そうっすね。でも上手いっすよ。」
理佐「食べたことあるの?」
津田「実家にいた時は、近所の人からもらって食べてましたよ。猪は鍋で、鹿はカレーで食べました。」
理佐「田舎だね〜。」
津田「まぁ、はい。まずは、鍋頼んでその後にちょこちょこ頼みます?」
理佐「そうしようかな。お願いするね。」
津田「はい。すいませ〜ん!」
〜〜〜〜
ジビエ料理を堪能してバイクに跨がろうとする。
理佐「ちょっと待って。」
津田「はい?」
カシャ!と写真を撮られる。
津田「え?」
理佐「私のお守り。」
津田「ふぇ?そんな写真がですか?」
理佐「いいの。ほら、駅まで送ってね。」
津田「はいはい。」
〜〜〜〜
次の日
理佐「ふふふ。」
原田「理佐、何見てるの?」
理佐「え?!見せないよ!」
原田「見せてよ!!」
理佐「だめ!!」
天「理佐さん!私にも見せて!!」
理佐「天ちゃんもやめてよ!!」

■筆者メッセージ
次の章へ行きます。
満腹定食 ( 2021/07/01(木) 23:15 )