新人警察官は駆け上がる





































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第20章 バカ➕脳筋➕秀才=最強?
痛みと傷み
足音立てずにゆっくりと降りていく。
4階と5階の踊り場に差し掛かった時
『ジッ!太陽町交番!応答せよ!』
平松「ヤベェ、屋上で報告するの忘れてた。」
津田「はい、太陽町交番の津田です。」
『今どこにいる!!』
津田「今、立て篭もりのビルの踊り場にいます。」
『え、え?!もうそんなところにいるのか!!』
津田「はい、もう少しで突入します。」
『ま、待て!考え直せ!機動隊が来るまで・・・』
平松「同じく、平松です。あとどれくらいで到着予定ですか?」
『い、1時間・・・』
平松「でしたら、自分が合図しますので、突入してください。」
『し、しかし!』
平松「時間がありません。どうしますか?」
『し、仕方ない!お前たちには任せる!』
平松「ありがとうございます。では、行きます。」
4階まで降りる。
見張りは、退屈そうにしている。
津田「よし、行くぞ。」
平松「では、行きます、3、2・・ゴー!」
の合図で俺は、盾を構えながら見張りにタックルをする。
「ぐほぉ?!」
そのまま吹き飛び、気絶する。
杉山と平松は、そのまま部屋の中に入る。
「な、なんだ?!」
「け、警察?!!」
「なんでだよ!死ねや!!」
金村「きゃ!」
金村さんを押してショットガンを撃つが、盾に阻まれる。
杉山の盾は凹むが、
杉山「そんなじゃ、貫通しねぇーよ!!」
ショットガン野郎にタックルをかます。
「ぐお?!」
タックルの勢いで、ショットガンを床に落とす。
杉山「はい!逮捕!!」
「いでで!!」
「こんの!!」
平松「んりゃ!!」
「のぉ?!」
平松「てい!やぁ!」
「ぐぁ?!」
手首と頭に警棒を叩き込み、ナイフを持った男を倒す。
「こ、こんの!」
津田「お前ら2人の相手は、俺や!!」
盾を振り回す。
「いだ!!」
「いっ!!」
津田「くたばれやがれ!」
盾を構えながらタックルをする。
それも2人とも。
「ぐわぁ〜!」
「ぐぅ!!」
そのまま床に腹伏す。
「おい!犯人を確保しろ!!」
下で配備されていた警察官達が入ってくる。
「これで全員だな!連れてけ!」
犯人達は、連行されていく。
「お前たち!!」
俺たちは、姿勢を正す。
「署長に報告するからな!それまでは通常業務をしとけ!!」
津田・杉山・平松「はっ!」
その間に人質全員を解放する。
金村さんは、殴られているのもあり、救急車で運ばれるらしい。
しかし、ここで終わらない。
人質の1人が懐からナイフを出す。
「1人だけでも!!」
金村「え?!」
久美「おすし!!」
津田「ちぃ!!」
ぐさっ!
俺は金村さんの前に立ち、右腕をナイフで刺される。
津田「いっ!」
金村「あぁ!!」
「く、くそ!!」
逃げようとする男を俺は、左手でぶん殴る。
「ぐぶ!!」
津田「おい、痛いか?」
「え、はぁ?」
津田「痛いかって聞いてんだよ。」
「痛いに決まっているだろ!!」
津田「だろうな。だけど、こいつは、もっと痛い思いしてるわ。」
「何言ってんだよ!殴ら・・・」
津田「殴られたこともあるわ。けど、それ以上に心が傷がってるわ。それなのに、もっと傷みつけるのか?だったら、お前はここでくたばれ。」
「くっ!」
そのまま杉山と平松に連行される。
津田「いてぇ〜。じゃ、病院行くか。」
金村「え、あ、その。」
津田「ん?何も言わなくていい。ほら、行くぞ。」
救急車で病院に行き、右腕を縫ってもらった。
麻酔はされたがめちゃくちゃ痛かった。

■筆者メッセージ
メッセージでそろそろクビだろって言うコメントが・・・
まぁ、実際にこれだけやったらクビでしょうね。
ここは、妄想小説なので、はい。
満腹定食 ( 2021/07/01(木) 20:49 )